東映アニメーション、海外比率64%で過去最高益水準をキープ。「スラムダンク」「ゲ謎」反動減を「ドラゴンボール」「ワンピース」等の海外版権でカバー

東映アニメーションは海外版権中心の事業拡大と高収益化により過去最高益を維持、海外比率64%に達した。

ビジネス 決算
東映アニメーション、海外比率64%で過去最高益水準をキープ。「スラムダンク」「ゲ謎」反動減を「ドラゴンボール」「ワンピース」等の海外版権でカバー
東映アニメーション、海外比率64%で過去最高益水準をキープ。「スラムダンク」「ゲ謎」反動減を「ドラゴンボール」「ワンピース」等の海外版権でカバー

東映アニメーション株式会社が、2025年10月29日に2026年3月期第2四半期(2025年4月1日~9月30日)の連結決算を発表した。売上高は前年同期比8.2%減の449億5,400万円となったものの、経常利益は同4.7%増の179億400万円、親会社株主に帰属する中間純利益は同6.2%増の129億8,000万円に達した。

前年同期の大型ヒット作による反動減で売上こそ減少したが、収益性の高い海外版権事業が好調を見せ、製作原価の減少も寄与。利益率の改善が見られ、経常利益および中間純利益は中間期として過去最高の水準となった。



《杉本穂高》

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杉本穂高

Branc編集長 杉本穂高

Branc編集長(二代目)。実写とアニメーションを横断する映画批評『映像表現革命時代の映画論』著者。様々なウェブ媒体で、映画とアニメーションについて取材・執筆を行う。

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