バンダイナムコホールディングスが11月6日に発表した2025年度(2026年3月期)第2四半期決算は、売上高が6,438億円(前年同期比5.3%増)となり、上半期として過去最高を記録した。営業利益は1,054億円(同7.2%減)となったものの、年初及び8月の修正計画を上回る着地となった。
好調な上半期実績と足元の動向を踏まえ、同社は2025年度の通期業績予想を上方修正。売上高を1兆2,000億円から1兆2,500億円へ、営業利益を1,450億円から1,650億円へ引き上げた。
この業績を牽引したのは、同社が推進する「IP軸戦略」だ。特にガンダムシリーズは、新作映像や大阪・関西万博出展による話題喚起が商品・サービス展開に相乗効果を生み出し、上半期のグループ全体でのIP別売上高が過去最高の1,272億円に達した。

