TBSHD、第1四半期売上高が過去最高。配信・IPが伸長も、広告市況の逆風で営業減益

TBSホールディングスの2027年3月期第1四半期決算は、連結売上高が第1四半期として過去最高を更新した。有料配信やアニメ、ライブイベントといった放送外収益が好調に推移した一方、中東情勢の緊迫化をはじめとする世界経済の不透明感を背景に、広告市況が軟調に推移し、営業利益は前年から大幅に減少した。同社は通期予想も下方修正しており、「脱・放送依存」の進捗と広告市況の逆風が交錯する決算となった。

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TBSHD、第1四半期売上高が過去最高。配信・IPが伸長も、広告市況の逆風で営業減益
TBSHD、第1四半期売上高が過去最高。配信・IPが伸長も、広告市況の逆風で営業減益

TBSホールディングスは、2027年3月期第1四半期(2026年4月~6月)の連結決算を発表した。

売上高は前年同期比4.8%増の1,054億1,900万円、営業利益は同43.0%減の46億2,200万円、経常利益は同19.0%減の128億1,000万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同18.2%減の144億9,000万円。連結売上高は第1四半期として過去最高を更新したものの、利益面では減益での着地となり、「増収減益」の四半期となった。

売上を押し上げたのは、有料配信収入の伸長やイベント興行などの事業収入の増加、そしてグループ会社THE SEVENの大型作品納品やWACULの連結取込だ。一方で、利益を大きく削ったのは、広告主の慎重な出稿姿勢によるテレビ広告収入の落ち込みだ。放送外の収益源が着実に育つ一方、主力の放送広告が世界経済の不透明感に晒されている。同社が進む構造転換の途上にある姿が、数字にくっきりと表れた格好だ。

《杉本穂高》

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杉本穂高

Branc編集長 杉本穂高

Branc編集長(二代目)。実写とアニメーションを横断する映画批評『映像表現革命時代の映画論』著者。様々なウェブ媒体で、映画とアニメーションについて取材・執筆を行う。

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