東映アニメ、第1四半期は減収も営業利益65億円の高水準を維持 海外版権事業が業績を牽引

東映アニメは第1四半期、海外IP事業が好調で高水準を維持しつつ売上減少も全体業績を下支えした。

ビジネス 決算
東映アニメ、第1四半期は減収も営業利益65億円の高水準を維持 海外版権事業が業績を牽引
東映アニメ、第1四半期は減収も営業利益65億円の高水準を維持 海外版権事業が業績を牽引

東映アニメーション株式会社は2025年7月30日、2026年3月期第1四半期(2025年4月1日~6月30日)の連結決算を発表した。売上高は前年同期比15.5%減の194億88百万円となったものの、営業利益は同1.6%減の65億78百万円、経常利益は同0.6%減の71億41百万円と、ほぼ前年並みの高水準を維持した。親会社株主に帰属する四半期純利益は同1.4%減の52億29百万円だった。

前年同期に大ヒットした映画『THE FIRST SLAM DUNK』や『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』の国内配信権販売といった大型案件の反動で映像製作・販売事業が減収となったが、収益性の高い海外版権事業が好調に推移し、業績全体を力強く下支えした形だ。



《杉本穂高》

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杉本穂高

Branc編集長 杉本穂高

Branc編集長(二代目)。実写とアニメーションを横断する映画批評『映像表現革命時代の映画論』著者。様々なウェブ媒体で、映画とアニメーションについて取材・執筆を行う。

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