総務省と特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)は、日本のシリーズドラマの海外展開および資金調達の多様化を支援する新たな海外ピッチングプログラム「Japan Drama First Look: Co-Pro Pitch」を始動した。本プログラムは、アジア・欧州の主要な国際コンテンツマーケットでのピッチング機会を提供するもので、第1弾となる韓国「BCWW」向け公募説明会が2026年5月21日にオンラインで開催される。
総務省主導による実写コンテンツの「資金調達多様化」と多様なIP創出の推進
総務省は現在、ドラマやバラエティなど実写コンテンツの海外展開に注力している。令和8年度事業「実写コンテンツの資金調達多様化に関する調査の請負」の一環として実施される本プログラムは、海外の放送・配信事業者との国際共同制作や、金融事業者等からの出資を含めた「外部資金を活用した海外市場視点での制作」を推進するものだ。
中小規模の番組制作会社を含め、多様なIPの創出と制作費の資金調達ルートの多角化を強力に後押しする狙いがある。グローバルな配信プラットフォームの台頭により、IP開発と国際的な資金スキームの構築が急務となる中、本事業は国内映像産業における構造的な課題への具体的なアプローチとなる。
アジア・欧州の3大マーケット(BCWW・TCCF・シリーズマニア)でピッチングを実施
本プログラムの中核となるのが、世界を代表する3つの国際ビジネスマーケットへの参加支援である。対象となるのは、以下のイベントだ。
韓国「BCWW (BroadCast WorldWide)」(開催:2026年9月14日~16日)
台湾「TCCF (Taiwan Creative Content Fest)」(開催:2026年11月6日~9日)
フランス「Series Mania (シリーズマニア)」(開催:2027年3月23日~25日)
各イベントに向けて公募・採択された企画のプロデューサーやディレクター陣は、実践的なピッチング手法やピッチデック(提案資料)のブラッシュアップを図る事前トレーニングを受講した上で、本番でのプレゼンテーションに臨むこととなる。海外市場のトレンドを踏まえた上で企画の魅力を伝えるための、実践的なノウハウを蓄積する機会にもなる。
第1弾「韓国・BCWW」説明会を5月21日に開催、国内向け金融セミナーも展開へ
プログラムのキックオフとなる韓国「BCWW」向け企画案の公募要領は5月21日に公開予定であり、同日14時よりオンライン(ZOOM)にて公募説明会が開催される。説明会では、プログラムの概要やスケジュールに加え、ピッチトレーニングおよび渡航支援の詳細が解説される予定だ。
また本事業では、海外ピッチング支援にとどまらず、国内においても実写コンテンツ制作における「金融機関等から出資又は融資を受け入れられる環境整備」を目的とした国内セミナーの順次開催が予定されている。
【シリーズドラマ企画 海外ピッチング支援プログラム(BCWW・韓国)公募説明会 概要】
開催日時: 2026年5月21日(木)14:00~15:00
開催方式: オンライン開催(ZOOM)
内容:
シリーズドラマ企画 海外ピッチング支援プログラム「Japan Drama First Look: Co-Pro Pitch」概要「BCWW」向けプログラムの公募スケジュールや提出書類等の説明
ピッチトレーニングおよび渡航支援について
質疑応答

