韓国の文化体育観光部が主催、韓国コンテンツ振興院が主管を担う「U-KNOCK 2026 in Japan Summit」が7月7日に開かれた。「韓国はどのようにグローバルヒット映像を生み出すのか」と題したパネルディスカッションには、韓国の有力映像企業であるワイノットメディア、スタジオイオン、イーブンイーエヌティー、ウィメドの4社が登壇。ドラマ・ショートフォーム・3Dアニメーションの制作構造から、ヒットを収益IPへと育てる設計、日本との共同制作の可能性まで、話題は多岐にわたった。
感情と技術が、韓国映像の武器になる
韓国映像がグローバルで通用する力として、4社が挙げたのは大きく二つ、感情の描写力と技術の活用力だった。
ワイノットメディアのイ・ミンソク代表は、約10分尺のウェブドラマを韓国で開拓し、10年で147のIPと670万の登録者を築いてきた歩みを紹介する。韓国ドラマの強さについて、「韓国ドラマは感情表現に秀でている。ありのままの現実を映すリアリティと社会を見つめる観察力が、ロマンスや社会派、ヒューマンへの強さを生む」と語った。イーブンイーエヌティーのキム・ヨナ代表も「感情と真正性、そしてジャンルを拡張する企画力」を強みに挙げる。

一方、スタジオイオンのイ・ヨンミン室長が挙げたのは技術活用力だ。業界に先駆けてUnreal Engineを導入し、代表作『アーマードサウルス』が日本で放送され、米国ではディズニープラスで配信された同社は、「基盤技術を自ら生まなくとも、開発された技術を最も速く適用し最適に活用できる能力こそ韓国企業の強みだ」と語った。ウィメドのキム・ヨンソン代表は、女性視聴者に特化した作品づくりを軸に、「グローバルOTTがIPを奪い合うなかで勝負できるのは共同制作だ」と早くも共同制作への期待をにじませた。






