世界最大のアニメーションの祭典、アヌシー国際アニメーション映画祭。併設マーケット「MIFA」で、日本の若手・中堅の短編作家7名が開発中の新作を披露するピッチセッション「Japanese Animation: New Way, New World」が開かれた。文化庁・日本芸術文化振興会・CG-ARTS協会が展開する「New Way, New World: Connecting Japanese Animators to the World(通称:NeW NeW)」の一環だ。個人作家ならではの実験的な企画がずらりと並び、国際共同製作や配給、出資のパートナーを募った。
世界へと才能をつなぐ「NeW NeW」プロジェクト
モデレーターは、開発・製作・配給を手がけるNew Deerのプロデューサーで、本プロジェクトのリードプロデューサーでもある土居伸彰氏。冒頭、このプロジェクトは2024年設立の「Japan Creator Support Fund」が支援するもので、アニメーションに限らずエンタテインメントやアートなど幅広いジャンルを対象に、日本の新しい才能を育て世界へ送り出すことを目的とした、日本政府にとっても新しいスキームだと説明した。

支援の柱は二つある。一つは新作開発の加速だ。公募と推薦で毎年数名の作家を選び、国際的な専門家によるメンタリング、開発予算、ピッチデッキやプレゼン資料、脚本づくりの実務支援を提供する。もう一つが、世界のコミュニティへの扉を開くこと。今回登壇した作家のうち何名かは3週間前に渡欧し、ザグレブ国際アニメーション映画祭、パリでの上映を経てアヌシーにたどり着いた。9月にはオタワ国際アニメーション映画祭、モントリオールのシネマテーク・ケベコワーズ、そしてひろしまアニメーションシーズンや新千歳空港国際アニメーション映画祭にも参加予定という。









