フジテレビジョンが運営する動画配信サービス「FOD」は、2025年10月1日よりサービスをリニューアルし、新たな料金プランを導入すると発表した。現行の「FODプレミアム」(月額976円・税込)は3つのコースに再編され、多くの既存会員が自動的に移行する「スタンダードコース」は月額1,320円(税込)となる。
今回のリニューアルで新たに設定されるのは、「スタンダードコース」(月額1,320円)、「ポイントMAXコース」(月額2,090円)、そして現行価格を据え置く「広告付きライトコース」(月額976円)の3種類だ。
スタンダードコースは、毎月の付与ポイントが100ポイントから300ポイントに引き上げられる。現行価格と同じ月額976円で提供される「広告付きライトコース」は、視聴できる作品がフジテレビ系の約1万本となり、ダウンロード機能や雑誌読み放題などの特典は利用できない。月額2,090円のポイントMAXコースは、毎月1,200ポイントが付与される。
2025年9月30日までに契約している既存会員は、利用中の決済方法によって10月1日以降の移行先が異なる。9月30日までにFODプレミアムを契約・更新した会員は、自動的に月額1,320円の「スタンダードコース」へと移行する。だが、auかんたん決済やドコモspモード決済など一部のキャリア決済を利用している会員は、月額976円の「広告付きライトコース」に自動移行される。
スタンダードコースへの自動移行を希望しないユーザーは、2025年9月30日までに自身で解約手続きを行う必要がある。また、10月中にスタンダードコースから広告付きライトコースへダウングレードしたユーザーには、差額の344円をQUOカードPayで返金する措置も用意されている。
さらに、楽天ペイや一部キャリア決済、CATV局経由の契約者はコース変更がシステム上不可能となっており、変更を希望する場合は一度解約してから再契約する必要がある。
FODは9月30日23時から10月1日12時にかけて大規模メンテナンスを予定しており、期間中は入会・退会・視聴など一切の操作ができなくなる。ユーザーは早めの対策を実施する必要がありそうだ。
詳細はFOD公式サイトで確認できる。