東宝・テレ朝・BMSGら5社、海外市場開拓に向けた「エンタメ人材」一斉公募を開始

日本の新たな基幹産業となったコンテンツ市場。そのさらなる海外飛躍を担うべく、TOHO GlobalやBMSGなど5社が一斉公募を開始した。エン・ジャパンが支援を担う。

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東宝・テレ朝・BMSGら5社、海外市場開拓に向けた「エンタメ人材」一斉公募を開始
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エン株式会社(以下エン・ジャパン)は2026年1月8日、同社が運営する「ソーシャルインパクト採用プロジェクト」において、日本のエンターテインメント企業の海外展開を支援する「エンタメ求人特集」を開始した。本プロジェクトには、TOHO Global株式会社、株式会社テレビ朝日、株式会社日テレアックスオン(AX-ON)、株式会社ブシロード、株式会社BMSGの5社が参画し、海外市場の開拓を担う人材を一斉に公募する。


輸出額は鉄鋼・半導体超え、14兆円市場へ成長した「基幹産業」の課題

今回の公募の背景には、日本のコンテンツ産業が急速に「基幹産業」としての地位を確立しつつある現状がある。動画配信サービスやSNSの普及を追い風に、2024年の市場規模は過去最高となる約14兆円を記録した。特筆すべきは海外売上高であり、約5.8兆円を突破。これは半導体産業や鉄鋼産業の輸出額を上回り、自動車産業に次ぐ規模にまで成長している。


政府もこの成長産業を後押しすべく、コンテンツ産業支援に約350億円を計上するなど、戦略的な海外市場獲得に向けた支援を強化している。しかし、持続的な成長と海外マーケットの開拓を実現するためには、ビジネスモデルの構築を担う「人材」の確保が不可欠となっている。本特集は、こうした業界全体の課題に対し、海外展開を牽引する人材のマッチングを支援することを目的としている。

映画・アニメ・音楽など、各領域のリーディングカンパニーが参画

今回公募を行う5社は、それぞれ強力なIP(知的財産)と事業基盤を持つ業界の主要プレイヤーである。募集ポジションは、海外営業に加え、経営戦略、ブランドマネジメント、SNS運用・戦略責任者など多岐にわたり、いずれも世界市場への挑戦を主導する役割が期待されている。

公募を行う5社は以下の通り。

  • TOHO Global株式会社:東宝グループの国際事業統括会社として、『ゴジラ』シリーズなどのIPを軸に、映画配給やライセンス事業を海外で加速させている。

  • 株式会社テレビ朝日:『ドラえもん』等の長寿IPに加え、『僕の心のヤバイやつ』など人気マンガのアニメ化も手掛け、アジアを中心としたグローバル展開を推進する。

  • 株式会社日テレアックスオン(AX-ON):『放送局占拠』などのドラマ・映画制作を行う総合エンタメ企業として、コンテンツの海外展開や多角的な収益モデル構築に注力している。

  • 株式会社ブシロード:『BanG Dream!』などのIPを活用し、TCG、アニメ、ゲーム、音楽、プロレスなど多角的なエンタメ事業を展開している。

  • 株式会社BMSG:SKY-HI氏が率いる音楽マネジメント・レーベル。「BE:FIRST」らを擁し、日本の音楽ビジネスのグローバル展開を目指している。

「ミドルの転職」「AMBI」を通じて即戦力層へアプローチ

本プロジェクトによる求人は、エン・ジャパンが運営する「ミドルの転職」および「AMBI」を通じて行われる。ターゲット層の異なる求人サイトを併用することで、若手ハイキャリアからミドル層の経験者まで、海外展開に寄与できる人材へ網羅的にアプローチする狙いだ。

「ソーシャルインパクト採用プロジェクト」は、社会的インパクトの大きい採用を支援する取り組みであり、これまでも中央省庁や自治体の重要ポジションの公募を支援してきた実績がある。今回は、日本経済の未来を支えるエンタメ産業のグローバル化というテーマにおいて、志ある人材と企業の結節点となることを目指している。

応募受付や各社の詳細な求人情報は、エン・ジャパンの特設ページにて公開されている。

《杉本穂高》

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杉本穂高

Branc編集長 杉本穂高

Branc編集長(二代目)。実写とアニメーションを横断する映画批評『映像表現革命時代の映画論』著者。様々なウェブ媒体で、映画とアニメーションについて取材・執筆を行う。

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