一般社団法人 日本アニメフィルム文化連盟(NAFCA)は、オリジナルアニメ『ほくとと影マル』を公開した。公式YouTubeより視聴可能となっている。
アニメータースキル検定の教科書として企画、クラファンで目標の136%を達成
NAFCAは2023年4月に設立されたアニメ業界団体で、アニメプロデューサー、監督、アニメーター、声優などで構成される。「アニメに未来があることを信じたい」をスローガンに掲げ、製作側とクリエイター側双方の立場から業界課題への取り組みを行っている。
本作は、NAFCAが実施するアニメータースキル検定の教科書において、アニメの技法や専門用語を解説する目的で製作が開始された。2025年にはアニメ完成を目指したクラウドファンディングを実施し、目標額に対して136%の支援を集めた。
同アニメの素材を使用した教科書「トレス・タップ割り検定6級・5級編」はすでに発売されており、続編も製作中とのこと。第4回アニメータースキル検定は2026年7月25日に開催予定で、現在申込みを受け付けている。受検資格は15歳以上で日本国内に返送先住所を持つ者となっている。
キャラクターデザインに馬越嘉彦氏ら、声優陣に小林由美子・生天目仁美・千葉繁の各氏
キャラクターデザインには、『おジャ魔女どれみ』『僕のヒーローアカデミア』などを手がけた馬越嘉彦氏、『新劇場版☆ケロロ軍曹 復活して速攻地球滅亡の危機であります!』の小池智史氏のほか、北尾勝氏、西位輝実氏が参加。衣装デザインはNaSka氏、絵コンテは山田浩之氏、演出は山元隼一氏、色彩設計は辻田邦夫氏、美術監督は東地和生氏が担当している。

また、監督は「NAFCA育成チーム」が担い、動画・仕上げ工程はすべて国内で行われた。
メインキャストには、影マル役に小林由美子、ほくと役に生天目仁美を起用。江山さん役を甲斐田裕子、近藤さん役を咲野俊介が務め、ナレーションは千葉繁が担当している。

中間素材を教育機関に提供、アニメ教育現場の素材不足に対応
本作のもう一つの特徴は、レイアウト、原画、動画、タイムシートといった中間素材を、アニメ分野の教育機関に提供することを前提として制作されている点である。著作権上の制約により教育用素材の確保が困難になりがちなアニメ教育の現場に対し、実制作と同水準の素材を提供する狙いだ。







