アニメーション業界で持続可能な制作を後押しする国際基準「ANiMPACT」が、実際の作品を対象に検証するパイロット段階に入った。開発を手がけたのは、CineRegio、Ecoprod、Green Filmの3者だ。
実写映画の分野では環境認証の仕組みが以前から整えられてきたが、これまでアニメーションには同様の制度がなかった。環境負荷を軽減するという目的のみならず、欧州ではこうした基準をクリアすることが公的助成を申請するための基準となりつつある。
3段階を経て固まった30項目の認証基準
ANiMPACTは、2025年のアヌシー国際アニメーション映画祭のマーケット「MIFA」で発表された。アニメーション分野におけるサステナブルな制作を、体系的に支えるための国際的な枠組みだ。
この基準が認証するのは、2D・3Dのアニメーション作品である。長編、シリーズ、コマーシャルなどが対象で、企業そのものを認証するものではない。認証監査は、EcoprodとGreen Filmが承認・登録した独立の第三者機関が担う。

