株式会社KADOKAWAは2026年3月31日、アニメ領域の制作体制を抜本的に強化する新構想「創る人をつくる。創る所をつくる。」の第2弾として、育成・制作一体型の新スタジオ「株式会社KADOKAWAクリエイターズ」を設立し、同年4月より本格稼働させることを発表した。
アニメ業界が抱える深刻な人材不足という課題に対し、社員採用による安定した就業環境のもと、持続可能な制作基盤の構築を目指す。
「育成・制作一体型」スタジオの誕生
近年、世界的な市場拡大を続ける日本のアニメ産業だが、制作現場では「若手クリエイターの定着率の低さ」や「育成機会の欠如」が深刻な課題となっている。日本総合研究所の調査(2024年)によれば、アニメ産業からの離職率は4年以内で約25%、8年以内では68%に達するという。指導側のベテランも日々の業務に追われ、技術継承に時間を割けない現状がある。

