株式会社KADOKAWAが2025年8月7日に発表した2026年3月期第1四半期(2025年4月~6月)の連結決算は、売上高が648億4,400万円(前年同期比1.5%減)、営業利益が23億1,800万円(同61.5%減)と、減収減益となった。主力の出版事業とアニメ・実写映像事業が落ち込む一方、ゲーム事業がフロム・ソフトウェアの大型新作によって好調と対照的な結果となっている。
同社は「グローバル・メディアミックス with Technology」を基本戦略に掲げ、IP(Intellectual Property)の創出と多角展開を進めている。当第1四半期は、出版とアニメ・映像の両セグメントで前年同期の大型ヒットの反動が出た形だが、通期の連結業績予想については2025年5月に公表した数値を据え置いており、第2四半期以降の巻き返しを図る。