フジ・メディアHD、第1四半期は営業赤字127億円 フジテレビ広告収入減が響き通期予想も下方修正

フジ・メディアHDは広告減少で第一四半期赤字、放送事業の回復に課題。事業部門の連携による「コンテンツカンパニー」への進化を急ぐ方針。

ビジネス 決算
フジ・メディアHD、第1四半期は営業赤字127億円 フジテレビ広告収入減が響き通期予想も下方修正
フジ・メディアHD、第1四半期は営業赤字127億円 フジテレビ広告収入減が響き通期予想も下方修正

株式会社フジ・メディア・ホールディングス(以下、FMH)が2025年7月31日に発表した2026年3月期第1四半期(2025年4月1日~6月30日)の連結決算は、売上高が前年同期比10.4%減の1,161億4,000万円、営業損益は127億7,900万円の赤字(前年同期は65億5,300万円の黒字)となった。

中核子会社である株式会社フジテレビジョン(以下、フジテレビ)の「事案の影響」による地上波テレビ広告収入の落ち込みが主因。これを受け、同社は2026年3月期の通期業績予想を修正。売上高を144億円減の5,466億円、営業利益は145億円減の120億円の赤字へと大幅に下方修正した。経常利益も156億円減の85億円の赤字を見込む。一方で、政策保有株式の売却等により、親会社株主に帰属する当期純利益は前回予想の100億円を維持する見通しだ。



《杉本穂高》

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杉本穂高

Branc編集長 杉本穂高

Branc編集長(二代目)。実写とアニメーションを横断する映画批評『映像表現革命時代の映画論』著者。様々なウェブ媒体で、映画とアニメーションについて取材・執筆を行う。

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