ロサンゼルス撮影日数、2025年第2四半期は減少傾向もテレビ部門は活況 ― FilmLAレポート

ロサンゼルスの2025年第2四半期の撮影日は前年同期で減少したがテレビ部門は回復基調。税控除拡充により業界復活期待が高まっている。

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Photo by Mario Tama/Getty Images ハリウッドサイン

ロサンゼルスの映画・テレビ制作活動を許可する非営利団体FilmLAが2025年7月22日に発表したレポートによると、2025年第2四半期(4月~6月)のロケーション撮影は、全体で前年同期比6.2%減の5,394撮影日数(Shoot Days、以下SD)となった。長編映画やコマーシャル部門が落ち込む一方、テレビ部門は大幅な伸びを見せ、分野によって明暗が分かれる結果が明らかになった。

これらの数値の発表とほぼ同時期に、カリフォルニア州知事のギャビン・ニューサム氏および州議会によるカリフォルニアの映画・テレビ税額控除プログラムの拡充が発表され、業界の復活に向けた大きな期待が寄せられている。



《杉本穂高》

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杉本穂高

Branc編集長 杉本穂高

Branc編集長(二代目)。実写とアニメーションを横断する映画批評『映像表現革命時代の映画論』著者。様々なウェブ媒体で、映画とアニメーションについて取材・執筆を行う。

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