2024年リリースの脚本付き作品、LA撮影シェアは18.3%に後退。ストライキ余波と州外流出が影響

2024年のロサンゼルスでの脚本付き作品の撮影比率は18.3%に減少し、ストライキや誘致競争激化の影響で総リリース数と撮影作品数が大幅に減少した。

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ハリウッドサイン
撮影:杉本穂高 ハリウッドサイン

ロサンゼルス地域の公的フィルムコミッションであるFilmLAは11月25日、2024年にリリースされた米国製作の脚本付きコンテンツ(映画・テレビ番組)に関する年次調査報告書「2024 Scripted Content Study」を公開した。

同レポートによると、2024年にリリースされた脚本付きプロジェクトのうち、ロサンゼルスで撮影された割合は約18.3%にとどまった。2022年の21.9%、2023年の18.5%と比較して減少傾向にあり、カリフォルニア州が依然として激しい制作誘致競争に晒されている現状が浮き彫りとなった。



《杉本穂高》

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杉本穂高

Branc編集長 杉本穂高

Branc編集長(二代目)。実写とアニメーションを横断する映画批評『映像表現革命時代の映画論』著者。様々なウェブ媒体で、映画とアニメーションについて取材・執筆を行う。

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