特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)は、フランス国立映画映像センター(CNC)との共催により、フランスの映画・映像分野の助成制度を解説する無料ウェビナーを2026年10月1日(木)16時30分から開催する。
対象は日本のプロデューサー、監督をはじめとする映像業界関係者で、オンライン(Zoom)で実施する。申込締切は9月23日(水・祝)。使用言語はフランス語で、日本語の同時通訳が付く。
フランスとの連携や国際共同製作、海外展開を検討するプロデューサー、監督、映像業界関係者に向け、CNCの主要な二つの支援制度を担当部門長が直接解説する構成となっている。
CNCは、フランス文化省傘下の公的機関として映画、映像、テレビ、ゲーム産業の振興、資金援助、規制を包括的に担う組織であり、企画から制作、上映、普及までを支援し、「映画文化の自国保護と共助システム」を構築・運用している。

国際共同製作助成「ワールド・シネマ・サポート(ACM)」を担当部門長が解説
セッション1では、長編実写・アニメーション・ドキュメンタリー映画の国際共同製作を支援する「ワールド・シネマ・サポート(Aide aux cinémas du monde/ACM)」を取り上げる。登壇するのは、CNC共同製作・ワールドシネマ部門長のセリーヌ・ルクレール氏である。同氏は法学の学位取得後、弁護士を経て2016年に欧州・国際問題担当法務官としてCNCに入社。2020年から劇場上映支援部門長として映画館における作品流通の規制などを担当し、2023年から現職でACMを含む国際共同製作基金の運営を統括している。
フランスでの撮影・アニメーション・VFXなどが対象となる「国際投資税額控除(C2I)」
セッション2のテーマは、海外プロダクションが撮影、アニメーション、VFXなどの作業をフランスで行う際に税制優遇を受けられる「国際投資税額控除(Crédit d’impôt international/C2I)」である。解説者はCNCフィルム・フランス・ロケーション誘致部門長のダフネ・ロラ氏。同氏は2023年から同部門長として映画、テレビ、アニメーション、VFX、XR、ゲームなどの国際制作のフランス誘致を担い、Film France – CNCおよびGame Franceレーベルを統括している。フランスおよび米国で文芸ディレクターを務めた経歴に加え、駐日フランス大使館やニューヨークのイル=ド=フランス州投資促進庁など公的機関での勤務経験を持つ。パリ政治学院およびESCPビジネススクール修了。
日仏共同製作『ルノワール』の実例をプロデューサーが語る
両セッションの間には、日仏共同製作映画『ルノワール』のケーススタディを設ける。登壇するのは、同作をプロデュースしたLoaded Films代表取締役・プロデューサーの水野詠子氏である。水野氏は『十年 Ten Years Japan』(製作総指揮:是枝裕和)、黒沢清監督『旅のおわり世界のはじまり』、早川千絵監督『PLAN 75』などを手がけてきた。『PLAN 75』は2022年のカンヌ国際映画祭「ある視点」部門に正式出品され、早川監督がカメラドール・スペシャル・メンションを受賞、米国アカデミー賞国際長編映画賞の日本代表作品にも選出された。最新作となる早川監督の『ルノワール』は2025年のカンヌ国際映画祭コンペティション部門に選出されている。現在は石川慶監督によるポーランド・日本合作、平柳敦子監督による日本・フィリピン合作などの企画が進行中。
【開催概要】
日時:2026年10月1日(木)16:30~18:15
会場:オンライン(Zoom、申込後に参加URLを発行)
言語:フランス語(日本語同時通訳あり)
対象:日本のプロデューサー、監督、その他映像業界関係者
参加費:無料
申込締切:9月23日(水・祝)
共催:VIPO、CNC
申込:https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSedvGVv88E--Z34KC_pDYvsxzFe0FRj5RT3x0BzHoYC6c1Jyg/viewform



