2026年7月28日、フランスのエンターテインメント企業CANAL+ SAが、6月30日を期末とする上半期の暫定決算を公表した。前回の通期決算で打ち出した「欧州依存からの脱却とグローバルプラットフォーム化」という方針が、今回の数字に反映された格好だ。
最大のトピックは、グループ総収益が前年同期比40%増の42億8,700万ユーロに達したこと。増収率が3割前後でも十分に大きいなか、40%という数字は事業規模そのものが一段跳ね上がったことを意味する。牽引役は、昨年秋に連結化したMultiChoice Group(MCG)。アフリカ有数のエンターテインメント/有料放送事業者だ。フランスを地盤とする有料放送会社だったCANAL+は、これによってアフリカを含むグローバルなメディア企業へと色合いを強めている。
収益性も上向いた。調整後EBIT(例外項目控除前)は68%増の4億3,300万ユーロ、マージンは10.1%まで改善した。もっとも会社側は、この上半期の利益とキャッシュフローには、コンテンツ費用の期ずれといった季節性の押し上げ効果が相応に含まれると説明している。

