特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)は、2026年10月に韓国で開催される釜山国際映画祭の併設見本市「Asian Contents & Film Market(ACFM) 2026」のブースにて世界の映画祭関係者に向けてピッチングを行う長編映画企画の募集を開始した。応募締切は2026年8月25日(火)17時。
国際共同製作の契機となるアジア最大級の見本市「ACFM」
「ACFM」は、完成作品のセールスにとどまらず、企画マーケット「APM(Asian Project Market)」なども開催されるアジア最大級の映像コンテンツビジネス市場だ。世界中からプロデューサーや出資者、映画祭担当者が集結し、活発な取引や企画ピッチングが行われる。
今回、VIPOはACFMの開催期間中(10月10日~13日)に会場内に独自のミーティングテーブルを設置する。選出された企画のプロデューサーおよび監督は、このVIPOブースを活用し、各国の映画関係者へ向けた個別の売り込み(ピッチング)を行うことが可能だ。国内のクリエイターや製作陣にとって、海外からの資金調達や国際共同製作に向けたパートナー発掘の重要な足がかりとなる。
製作費1,000万円以上・未完成の長編企画が対象
本プログラムでの募集企画数は3~4企画程度を予定している。主な参加条件として、60分以上の劇場向け公開作品であること、そしてプロデューサーと監督がすでに確定していることが求められる。
また、製作費が1,000万円以上であることや、出資が100%確定していない段階(企画、プリプロ、撮影中、またはポスプロ中)の作品であることも必須要件だ。選出された場合、プロデューサーと監督の2名が現地へ渡航し、事前に自ら取得したアポイントメントに基づき、4日間にわたり商談を行う必要がある。なお、参加決定後にはVIPOによるオリエンテーションに加え、ピッチングに向けた企画ブラッシュアップの講義も提供される予定である。
応募要項と今後の選考スケジュール
応募にあたっては、企画概要(予算計画やスケジュール含む)、ログライン、シノプシス、制作陣のプロフィール(英語レベル含む)、および監督・プロデューサーそれぞれのステートメントなどを日本語でまとめ、専用フォームから提出する。
ACFMの出展パス(各企画2名分)はVIPOから提供されるが、現地への渡航費、宿泊費、通訳費などは参加者の自己負担となる。応募の締め切りは8月25日(火)17時。選考結果は9月2日(水)を目処に通知される予定だ。海外市場での販路拡大やグローバルな展開を視野に入れる製作陣にとって、注視すべき公募案件と言える。

