Netflix 2026年第2四半期決算。売上13%増・営業利益11%増でガイダンス通り。広告、クラウドゲーム、AI制作支援が次の成長軸に

Netflixの2026年第2四半期決算は売上13%増と堅調。広告収益は通期30億ドル規模を見込み、クラウドゲームや生成AI活用も拡大。動画配信を超えた総合エンタメ企業への転換が進んでいる。

ビジネス 決算
Netflix 2026年第2四半期決算。売上13%増・営業利益11%増でガイダンス通り。広告、クラウドゲーム、AI制作支援が次の成長軸に
Netflix 2026年第2四半期決算。売上13%増・営業利益11%増でガイダンス通り。広告、クラウドゲーム、AI制作支援が次の成長軸に

Netflixは現地時間7月16日、2026年度第2四半期決算を発表した。売上高は125.6億ドルで、前年同期比13%増と堅調な成績を記録。営業利益は41.9億ドル、営業利益率は33.4%。会員数の増加、価格改定、広告収入の拡大が成長を支え、通期の売上高見通しは510億~514億ドルに絞り込まれた。

今回の決算で目を引いたのは、従来のSVOD事業だけではない。広告事業は2026年に約30億ドル規模へ拡大する見通しで、クラウドゲームでは月間アクティブプレイヤー数が過去8ヶ月で11倍に急増した。生成AIもすでに約300タイトルの制作ワークフローで使われており、制作効率と品質向上の両面で存在感を増している。

Netflixは、定額制動画配信サービスから総合エンターテインメント企業へと広がろうとしている。


売上13%増、営業利益率33.4%。全地域で二桁成長

Netflixの第2四半期売上高は125億6,000万ドル。前年同期比では13.4%増となった。為替影響を除いたFXニュートラルベースでは12%増で、ガイダンス通りの着地となっている。

営業利益は41億9,000万ドルで、前年同期比11%増。営業利益率は33.4%だった。前年同期の34.1%からはやや低下したものの、費用計上のタイミングもあり、会社予想はわずかに上回った。

純利益は34億ドル、希薄化後EPSは0.80ドル。前年同期の0.72ドルから増加した。

成長を支えたのは、会員数の増加、価格改定、広告収入の拡大だ。地域別に見ても、全地域で二桁成長を達成している。米国・カナダ地域は前年同期比10%増、EMEAは14%増、LATAMは21%増、APACは16%増だった。

EMEAは四半期売上が40億ドルを突破。LATAMとAPACも、それぞれ15億ドルを超える規模に達している。成熟市場である北米がなお成長を続ける一方、新興地域ではより高い伸びが続いている。

通期見通しも堅調だ。Netflixは2026年通期の売上高予想を510億~514億ドルに絞り込んだ。前年比では13~14%増となる。営業利益率は31.5%を引き続き見込んでおり、2025年の29.5%からさらに改善する計画だ。会社側は、2026年通期の営業利益成長率が20%超になるとの見方も示している。

広告事業は通期30億ドルへ。ライブイベントが需要を押し上げ

今回の決算で大きな注目点となったのが広告事業だ。Netflixは広告事業の構築を最優先事項の一つに位置づけており、2026年には広告収益が約30億ドルに達する見込みだ。会社側は「おおむね倍増」と説明している。


《杉本穂高》

関連タグ

杉本穂高

Branc編集長 杉本穂高

Branc編集長(二代目)。実写とアニメーションを横断する映画批評『映像表現革命時代の映画論』著者。様々なウェブ媒体で、映画とアニメーションについて取材・執筆を行う。

編集部おすすめの記事