DJI JAPAN株式会社は2026年9月2日、360度カメラの新製品「DJI Osmo 360 II」を発表した。同日より販売を開始しており、希望小売価格は税込93,610円から。1インチセンサー相当のイメージングと8K/60fpsの360度動画記録に対応し、交換式レンズを新たに採用した点が特徴である。同社初の360度カメラ「Osmo 360」および360度ドローン「Avata 360」の基盤に、撮影性能を強化した製品だ。
スクエアHDRセンサーで14.5ストップ、AIスーパーナイト2.0が低照度性能を強化
Osmo 360 IIは、従来の1インチ長方形センサーと同等の360度撮像エリアを維持しつつ、センサー利用効率を25%高めたというスクエアHDRイメージセンサーを搭載する。360度撮影時のダイナミックレンジは14.5ストップまで拡張され、同社によれば明るさの表現幅は従来比2倍となった。低照度撮影向けに、新しいAIノイズ低減アルゴリズム「AIスーパーナイト2.0」を搭載する。
画素サイズは2.4μmで、8K/60fpsの360度動画記録に対応する。防水性能はカメラ単体で水深10m、別売のインビジブル防水ケース装着時で50mまで。-20℃の環境下でも使用できるとされ、モーターサイクルやスキー、マウンテンバイクなどアクションスポーツ用途を想定した仕様となっている。


120MP HDR写真、16Kタイムラプスに対応。NFC接続とDaVinci Resolveプラグインで編集工程を短縮
静止画は120MPのHDR 360度写真に対応。タイムラプスは解像度が16Kに向上し、パノラマスローモーションはDJI StudioのAIフレーム補間を用いることでクロップした8K/480fps相当、後処理で最大64倍のスローモーション出力が可能となった。スイング操作で撮影する「ボルテックス」は8K/120fpsに対応する。全動画フォーマットが10bitの色深度をサポートし、カラープロファイルにはD-Log Mを備える。
ポストプロダクション面では、被写体をフレーム中央に維持する「スポットライトフォロー」により再フレーミング作業を削減できるとしている。またNFC接続に新たに対応し、ワンタップでDJI Mimoアプリと接続して転送・編集が行える。DaVinci Resolve用プラグインを利用すれば、DJI Studioから書き出した360度動画ファイルを直接インポートできる。音声は内蔵4マイクアレイに加え、OsmoAudio直接接続によりDJI Mic 3、Mic 2、Mic Mini 2S、Mic Mini 2、Mic Miniと連携する。

交換式レンズを新採用、価格は93,610円から
本機では交換式レンズ設計を新たに採用した。両レンズに超高硬度の光学フィルムを施し、傷や摩耗への耐性を高めたうえ、破損時はユーザー自身が交換して撮影を継続できる。本体重量は183g、内蔵ストレージは105GB。バッテリーは8K/30fpsで約100分の連続録画、約22分で80%までの急速充電に対応し、別売のバッテリー延長ロッドを使用することで、駆動時間をさらに180分延長できるとしている。両方向クイックリリース設計と1/4インチネジ穴を備え、既存のOsmoエコシステムや汎用カメラ機材との接続に対応する。
販売構成はスタンダードコンボが93,610円、アドベンチャーコンボが110,990円(いずれも税込)。別売アクセサリーとして、Osmo 360 IIレンズ交換キット(デュアル)5,280円、Osmo 360 インビジブル防水ケース11,550円、Osmo 360 II バッテリー延長ロッド15,950円、Osmo ヘビーデューティークランプキット6,490円を用意する。保守サービス「DJI Care Refresh」の対象製品にも追加され、1年版は年間最大2回、2年版は2年間で最大4回の製品交換を含む。
なお同社は、9月4日から8日までベルリンで開催される「IFA 2026」(ホール20、ブースH20-129)に本機を出展する。
※性能に関する数値は、DJIが管理された環境下で製品モデルを使用して測定したデータに基づく。









