2025年10月30日、東京国際映画祭併催のコンテンツマーケット「TIFFCOM 2025」にて、スペシャルセッション「日本のアニメーションの海外展開最前線」が開催された。一般社団法人日本動画協会が主催した本セッションでは、最新のアニメ産業市場データが初公開されるとともに、海外展開をリードする企業の代表者が登壇。日本アニメの成長要因と未来への展望が語られた。
2024年、広義のアニメ産業市場、海外が2兆円超えで全体を牽引
第1部では、日本動画協会「アニメ産業レポート2025」の編集統括を務める長谷川雅弘氏が登壇し、2024年のアニメ産業に関する最新の市場規模データを初公開した。

産業市場は過去最高の3.8兆円超え
長谷川氏によると、ユーザーがアニメ関連商品・サービスに支払った金額の総計を示す「アニメ産業市場」は、2024年に3兆8,407億円に達し、前年比114.8%という高い成長率を記録した。2024年に続き2年連続で過去最高を更新となり、増加率としても2019年に次ぐ過去2番目の高さとなった。









