「無料券による市場歪曲」是正へ。韓国KOFICが統計基準の改編報告書を発表。日本などと同様の「売上基準」への転換を提言

韓国映画界が長年の「観客数」至上主義を見直し、世界標準の「売上高」へ舵を切ることを提言。単価の複雑化や市場の歪みなど、指標変更を迫る背景とは?

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「無料券による市場歪曲」是正へ。韓国KOFICが統計基準の改編報告書を発表。日本などと同様の「売上基準」への転換を提言
Photo by Chung Sung-Jun/Getty Images 「無料券による市場歪曲」是正へ。韓国KOFICが統計基準の改編報告書を発表。日本などと同様の「売上基準」への転換を提言
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韓国映画振興委員会(KOFIC)は2026年1月27日、映画館入場券統合ネットワーク(KOBIS)の統計集計基準に関する研究報告書「映画館入場券統合ネットワーク 統計集計基準 改編 妥当性研究」を発表した。本報告書では、長年韓国映画産業の象徴的指標であった「観客動員数」中心の集計方式を見直し、「売上高(興行収入)」基準へと転換する必要性が強く提言されている。

本稿では、同報告書に基づき、集計基準変更の背景にある産業的課題、日本を含む海外市場との比較、そしてデジタル化・OTT台頭に対応するための法的整備の必要性について解説する。



《杉本穂高》

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杉本穂高

Branc編集長 杉本穂高

Branc編集長(二代目)。実写とアニメーションを横断する映画批評『映像表現革命時代の映画論』著者。様々なウェブ媒体で、映画とアニメーションについて取材・執筆を行う。

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