三菱UFJキャピタル株式会社は2025年11月25日、同社が運営する「三菱UFJキャピタル10号投資事業有限責任組合」を通じて、カプセルジャパン株式会社(以下、CAPSULE社)への出資を実施したことを発表した。
CAPSULE社は、日本のアニメやVtuberコンテンツの海外展開支援を主軸事業としている。今回の資金調達により、日本IPのグローバル展開をさらに加速させることを目指す。
台湾・韓国・米国で展開、海外売上比率90%超の強み
CAPSULE社は福岡本社と台北ヘッドクォーターの2拠点を軸に、台湾・韓国・米国市場において、アニメ・Vtuber・ゲームIPに関連した多角的な事業を展開している。具体的には、リアルイベントの開催、コラボカフェの運営、マーチャンダイジング、マーケティング施策などだ。
同社の最大の特徴は、IPの企画から現地のクリエイティブ制作、イベント運営、販売、そして「ファンダム(熱心なファン層)」の構築に至るまでを一気通貫で手掛ける点にある。
組織構成もグローバル展開に特化しており、外国籍社員比率は90%を超える。現地のカルチャーやトレンドを深く理解した人材が内製でプロジェクトを推進することで、日本企業の課題となりがちな「現地の熱量に合わせた展開」を可能にしている。その実績は数値にも表れており、同社の海外売上比率は90%を超えているという。



