東映2026年3月期第1四半期決算、経常増益を確保も主力の映像事業は反動減

東映2026年3月期第1四半期は、映像事業は大型ヒット反動で減収減益も、興行・建築事業が大幅増収増益を牽引し全体を支えた。

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東映2026年3月期第1四半期決算、経常増益を確保も主力の映像事業は反動減
東映2026年3月期第1四半期決算、経常増益を確保も主力の映像事業は反動減

東映株式会社が2025年8月8日に発表した2026年3月期第1四半期(2025年4月1日~6月30日)の連結決算は、売上高が418億3,600万円(前年同期比1.2%減)、営業利益が77億2,300万円(同4.0%減)と減収減益であった。一方で、経常利益は持分法による投資利益の増加に支えられ98億9,300万円(同4.0%増)と増益を確保した。親会社株主に帰属する四半期純利益は38億5,600万円(同4.5%減)となった。

主力の映像関連事業が前年同期の大型ヒットの反動で苦戦したものの、興行関連事業と建築内装事業が大幅に伸長し、業績全体を下支えした形だ。通期の業績予想については、2025年5月14日に公表した数値を据え置いている。



《杉本穂高》

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杉本穂高

Branc編集長 杉本穂高

Branc編集長(二代目)。実写とアニメーションを横断する映画批評『映像表現革命時代の映画論』著者。様々なウェブ媒体で、映画とアニメーションについて取材・執筆を行う。

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