北米市場の飽和、制作費の増大、ハリウッドストライキの長期化といった要因により、ストリーミング大手のNetflixとAmazonは加入者増加を促すため、国際的な作品への投資を増やしている状況だ。こうした背景の中、フランス政府は映像産業の国際競争力を高め、国外からの投資を積極的に誘致する戦略を推進している。
2025年5月19日にベルサイユ宮殿で開催された投資誘致サミット「Choose France」の第8回では、初めて映画および視聴覚分野が焦点として含まれた。このイベントには、フランスのマクロン大統領に加え、Netflixの責任者テッド・サランドス氏、A24の共同創設者ダニエル・カッツ氏、Appleのワールドワイドビデオ責任者ジェイミー・アーリヒト氏、Amazonの国際ストア担当SVPラッセル・グランディネッティ氏といった米国の主要プレイヤーが招かれ、フランスの投資誘致について議論を交わした。