「基幹産業」となるコンテンツ産業が他産業にもたらす影響を経産省が調査、“クロスオーバー”戦略の有効性を指摘

日本のエンタメ・クリエイティブ産業は輸出で約6,000億円の経済効果を生み出し、政府は“クロスオーバー”戦略で海外展開を加速する方針を示している。

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経産省の資料「令和5年度補正文化芸術コンテンツ・スポーツ産業海外展開促進事業(我が国のエンタメ・クリエイティブ産業の海外需要獲得に係る影響力の分析及び海外展開戦略モデルに関する調査事業)最終報告書」より引用、P6
経産省の資料「令和5年度補正文化芸術コンテンツ・スポーツ産業海外展開促進事業(我が国のエンタメ・クリエイティブ産業の海外需要獲得に係る影響力の分析及び海外展開戦略モデルに関する調査事業)最終報告書」より引用、P6
  • 経産省の資料「令和5年度補正文化芸術コンテンツ・スポーツ産業海外展開促進事業(我が国のエンタメ・クリエイティブ産業の海外需要獲得に係る影響力の分析及び海外展開戦略モデルに関する調査事業)最終報告書」より引用、P6
  • 経産省の資料「令和5年度補正文化芸術コンテンツ・スポーツ産業海外展開促進事業(我が国のエンタメ・クリエイティブ産業の海外需要獲得に係る影響力の分析及び海外展開戦略モデルに関する調査事業)最終報告書」より引用、P11
  • 経産省の資料「令和5年度補正文化芸術コンテンツ・スポーツ産業海外展開促進事業(我が国のエンタメ・クリエイティブ産業の海外需要獲得に係る影響力の分析及び海外展開戦略モデルに関する調査事業)最終報告書」より引用、P16
  • 経産省の資料「令和5年度補正文化芸術コンテンツ・スポーツ産業海外展開促進事業(我が国のエンタメ・クリエイティブ産業の海外需要獲得に係る影響力の分析及び海外展開戦略モデルに関する調査事業)最終報告書」より引用、P46
  • 経産省の資料「令和5年度補正文化芸術コンテンツ・スポーツ産業海外展開促進事業(我が国のエンタメ・クリエイティブ産業の海外需要獲得に係る影響力の分析及び海外展開戦略モデルに関する調査事業)最終報告書」より引用、P52

経済産業省は、令和5年度補正文化芸術コンテンツ・スポーツ産業海外展開促進事業における、「我が国のエンタメ・クリエイティブ産業の海外需要獲得に係る影響力の分析及び海外展開戦略モデルに関する調査事業」の最終報告書を公表した。調査を担当したのはデロイトトーマツグループ。

アニメやマンガを含むエンタメ・クリエイティブ産業は、輸出で外貨を稼ぐ“基幹産業”として存在感を高め、日本食ブームやインバウンド回復を追い風に世界的なファン層が拡大している。デジタル消費の急伸でビジネスモデル刷新が急務となる中、政府は2024年6月に「新たなクールジャパン戦略」を打ち出し、異分野との相乗効果を軸に海外市場の獲得を加速させる方針を示した。​​

エンタメ・クリエイティブ産業の影響力の高まりで海外展開も加速する中も、その影響力を明らかにするとともに、海外展開に係る戦略エリアやクロスオーバーを考慮した海外展開戦略モデル等を調査する目的で本調査が行われた。

以下、同資料を基にキーポイントを整理する。



《杉本穂高》

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杉本穂高

映画ライター 杉本穂高

映画ライター。実写とアニメーションを横断する映画批評『映像表現革命時代の映画論』著者。様々なウェブ媒体で、映画とアニメーションについて取材・執筆を行う。

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