U-NEXT HD、TBSホールディングスと資本業務提携。宇野社長保有株11,627,900株を約200億円で譲渡

U-NEXT HDとTBSホールディングスが資本業務提携契約を締結。U-NEXTの代表取締役社長が保有する約6.45%の株式を約200億円でTBSに譲渡。動画配信コンテンツ拡充と、店舗向けサービスや金融・不動産事業での協業を検討する。

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株式会社U-NEXT HOLDINGS(以下、U-NEXT HD)は2026年6月26日、株式会社TBSホールディングス(以下、TBS HD)との間で資本業務提携契約を締結したと発表した。同日開催の取締役会で決議したもので、両社はコンテンツ制作・流通における提携関係の強化と、コンテンツ領域以外での協業も検討する。

本資本業務提携に伴い、U-NEXT HDの代表取締役社長CEOである宇野康秀氏は、保有する同社普通株式11,627,900株(発行済株式総数の6.45%)を市場外での相対取引によりTBS HDへ譲渡する株式譲渡契約を同日付で締結した。譲渡価格は1株あたり1,720円、譲渡価額の総額は199億9,998万8,000円。譲渡実行日は2026年7月3日を予定している。


動画配信『U-NEXT』のコンテンツ拡充が検討対象の柱

両社は2023年6月、U-NEXT HDの連結子会社である株式会社U-NEXTが展開するコンテンツ配信事業を対象としたパートナーシップ協定書を締結している。今回の資本業務提携は、その関係を発展させるものと位置付けられる。

業務提携の具体的な検討対象としてまず挙げられているのが、動画配信サービス『U-NEXT』のコンテンツラインアップ強化を目的とした合弁会社の設立だ。これは2026年2月27日に公表された、韓国のCJ ENM Co, Ltd.およびTBS HDとの3社による合弁会社設立計画を指す。


このほか、TBS HDおよび連結子会社である株式会社TBSテレビと、U-NEXT HOLDINGSおよびU-NEXTの間で、コンテンツ制作・流通プロジェクトの推進や各種サービスの共同開発などを継続的に協議していくとしている。

店舗向けサービスや金融・不動産事業との連携も視野

業務提携の検討対象は動画配信領域に限定していない。U-NEXT HDが店舗・施設ソリューション事業で展開する店舗向け映像配信機能付き音楽サービス(BGV)や業務用カラオケ『JOYSOUND』と、TBSグループが保有する映像コンテンツとの連携も検討項目に含まれる。

さらに、同グループが保有する店舗・施設の顧客基盤の活用や、同社が第4の事業軸として位置付ける金融・不動産・グローバル事業を通じた、TBSグループの国内事業基盤との連携についても検討対象としている。

既存の人的関係も継続

TBS HDは本株式譲渡の実行前時点で、U-NEXT HDの普通株式2,858,400株およびU-NEXTの普通株式13,561株を保有している。今回の譲渡により、TBS HDのU-NEXT HDに対する持株比率は増加する。両社の人的関係としては、TBSテレビからU-NEXTへ取締役1名が派遣されている。

U-NEXT HDは、本資本業務提携が同社の中長期的な企業価値の向上に資するとした一方、今期連結業績への影響は現時点では軽微との認識を示している。

《Branc編集部》

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