U-NEXT第3四半期決算。売上高3,323億円、営業利益252億円で過去最高、ユーザー数は522万人に

U-NEXT HOLDINGSの第3四半期は売上高・営業利益・EBITDAが過去最高を更新。U-NEXT課金ユーザーは522万人に拡大し、TBS提携やGoHands子会社化、JOYSOUND連結でエンタメ経済圏づくりを加速している。

ビジネス 決算
U-NEXT第3四半期決算。売上高3,323億円、営業利益252億円で過去最高、ユーザー数は522万人に
U-NEXT第3四半期決算。売上高3,323億円、営業利益252億円で過去最高、ユーザー数は522万人に

U-NEXT HOLDINGSの2026年8月期第3四半期決算が発表された。売上高3,323億円、営業利益252億円で、9ヶ月累計の売上高・営業利益・EBITDAはいずれも過去最高を記録した。

動画配信サービス「U-NEXT」のユーザーは522万人に達した。前年同期比49万人増、前四半期比でも7万人増え、通期計画をすでにクリアしている。コンテンツ配信事業では、前期から続けてきたコンテンツ強化投資の負担が一巡し、ユーザー拡大がそのまま利益の伸びにつながり始めた。

対照的に、通信・エネルギー事業は中東情勢による電源調達コストの高騰が利益の重しになった。第3四半期からはカラオケ「JOYSOUND」のエクシングを連結に取り込んでおり、店舗・施設ソリューション事業の新たな成長ドライバーとして期待がかかる。

TBSホールディングスとの資本業務提携、アニメ制作会社GoHandsの完全子会社化と、コンテンツ・IP領域でも動きが相次いだ。動画配信プラットフォームの拡大にとどまらず、制作からIP、リアル店舗との接点までを含むエンターテインメント経済圏づくりを一段と加速させている。


通期計画に対し売上・営業利益・EBITDAはいずれも75%超の進捗

2026年8月期第3四半期累計の連結売上高は3,323億2,000万円で、前年同期比17.2%増。営業利益は252億3,300万円、同4.2%増だった。営業利益に減価償却費とのれん償却費を加えたEBITDAは357億3,500万円、同9.5%増となり、売上高・営業利益・EBITDAのすべてが第3四半期累計で過去最高を更新している。

経常利益は237億2,800万円で同0.9%減、親会社株主に帰属する四半期純利益は129億1,900万円で同4.8%減。前期にあった営業外収益がなくなったことに加え、支払利息や為替差損の増加が響いた。

通期計画に対する進捗率は、売上高78%、営業利益75%、経常利益74%、親会社株主に帰属する当期純利益70%、EBITDA77%。売上高、営業利益、EBITDAはいずれも75%を上回っており、全体として順調な滑り出しといえる。

ただ、表面上の営業利益成長率は4%にとどまる。会社側の説明によれば、中東情勢の影響を受けたエネルギー事業と、前期に発生した自動精算機の改刷需要の反動を除いた補正ベースでは、営業利益は前年同期比20%増。基調としては、主力事業の成長力は保たれているとみてよさそうだ。


《杉本穂高》

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杉本穂高

Branc編集長 杉本穂高

Branc編集長(二代目)。実写とアニメーションを横断する映画批評『映像表現革命時代の映画論』著者。様々なウェブ媒体で、映画とアニメーションについて取材・執筆を行う。

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