TBSグループ、ゼノトゥーンを子会社化。SAND Bが株式51%を取得

TBSホールディングスがグループ会社SAND Bを通じてアニメスタジオ・ゼノトゥーンの株式51%を取得し子会社化する。

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TBSグループ、ゼノトゥーンを子会社化。SAND Bが株式51%を取得
TBSグループ、ゼノトゥーンを子会社化。SAND Bが株式51%を取得

TBSホールディングスは、グループ会社のSAND Bを通じて、アニメスタジオ・ゼノトゥーンの株式51%を取得し、子会社化することを決めた。

ゼノトゥーンは、SNS発のアニメIP開発や3DCGアニメ制作、クリエイター主導の制作体制に強みを持つアニメスタジオ。TBSグループは同社を傘下に加え、放送、配信、劇場版、MD、リアル展開など、多方面への展開を見据えたアニメIP事業の拡大を進める。

TBS、アニメIP事業の制作基盤を拡充

TBSグループはこれまで、ドラマや映画といった実写分野で制作実績を積んできた。その一方で、アニメ分野では、グループ内の制作基盤やIP開発体制の強化が課題の一つとなっていた。

同社は中期経営計画「TBSグループ 中期経営計画2026」で、アニメ事業を成長領域の一つに位置づけている。今回の株式取得も、アニメIPの企画・開発体制を強化する動きの一環とみられる。

ゼノトゥーンを子会社化することによって、自社でIPを企画・開発し、国内外に展開する体制を充実させる。グループのアニメ・IP事業を担うSAND Bが主導し、クリエイターや制作スタジオとの連携を通じて、アニメIPの創出と事業展開を進めていく。

SAND Bは、2025年5月に設立されたIP事業会社。TBSグループは同社を通じ、放送枠にとどまらないコンテンツ展開を進めており、ゼノトゥーンのグループ参画もこの方針に沿ったものとなる。


Seven Arcsとの経営統合も検討

SAND Bは、2027年度中を目途に、ゼノトゥーンとTBSグループ内のアニメスタジオであるSeven Arcsとの経営統合を検討している。

Seven Arcsは、テレビシリーズや劇場版アニメの制作実績を持つスタジオ。一方のゼノトゥーンは、SNSを起点にしたIP開発や、従来の制作スキームに縛られない制作手法を特徴としている。TBSグループは両社の機能を組み合わせ、企画から制作までを担える体制づくりを目指す。

TBSグループは今後、ゼノトゥーンの開発力と、グループが持つ放送、配信、劇場版、商品化、施設・リアル展開などの事業基盤を組み合わせていく方針だ。Seven Arcsとの連携や経営統合の検討も含め、グループ内のアニメ制作・IP開発体制を再編していくことになる。

《Branc編集部》

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