THE SEVENとディズニーが実写ドラマ共同開発契約を締結。日本の制作スタジオと初の長期パートナーシップ

TBSホールディングス傘下のTHE SEVENとウォルト・ディズニー・ジャパンが、複数年にわたる実写ドラマシリーズの共同開発契約を締結した。ディズニーが日本の制作スタジオと継続的パートナーシップを結ぶのは初めて。

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TBSホールディングス傘下の株式会社THE SEVENは、ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社と、複数年にわたる実写ドラマシリーズの共同開発契約を締結した。ディズニーが世界配信を前提として、日本の制作スタジオと継続的な開発パートナーシップを結ぶのは今回が初の試みとなる。

本提携は、日本の物語を、主に国内撮影かつ日本語による実写ドラマシリーズとして共同で企画・開発することを目的としている。制作された日本発の実写オリジナル作品は、ディズニーの動画配信サービス「Disney+(ディズニープラス)」を通じてグローバルに配信されることとなる。THE SEVENのクリエイティブ・ビジョンおよび制作力と、ディズニーのストーリーテリングの知見を融合させ、日本発の物語をグローバルIPとして展開する。


企画初期段階からの共同開発体制

両社は今後、企画・開発の初期段階から連携し、中長期的な視点で作品の開発に取り組んでいく。THE SEVENは各契約年度において、自社IP、既刊の出版物、独立開発プロジェクトなど複数のコンテンツを提案する予定だ。

選定されたプロジェクトにおいては、両社のクリエイティブ・チームが共同で脚本の開発や、シリーズの世界観およびバイブルの構築を行うこととなる。

グローバル市場を狙うTHE SEVENのマルチプラットフォーム戦略

THE SEVENは、2022年1月にTBSホールディングスが出資し、グローバルOTTなどと連携し、世界に向けたコンテンツの企画開発やプロデュース、IP開発などを行うために設立された。

同社は、2022年11月にはNetflixとの戦略的提携を発表しており、5年間にわたりハイエンドな実写作品を共同開発し、190の国と地域へ配信する体制を構築している。


また、世界基準の映像クオリティを担保するための制作体制強化も進めている。2026年2月3日には、韓国KOSDAQ市場に上場するVFXスタジオ「M eighty-three Co., Ltd.(M83)」とVFX戦略的パートナーシップ契約を締結している。


また、TBSテレビ、U-NEXT、THE SEVENの3社による大型グローバルプロジェクトとして、ドラマ『ちるらん 新撰組鎮魂歌』を制作するなど、様々なプラットフォームと連携し、グローバル展開を推し進めている。

日本に根差したストーリーテリングを

本パートナーシップについて、両社のキーパーソンたちは次のようにコメントを寄せている。

ウォルト・ディズニー・カンパニー APAC エグゼクティブ・バイスプレジデントのキャロル・チョイ氏は、「活気ある日本のクリエイティブコミュニティと密接に連携し、日本ならではの視点と想像力を捉えた物語を共に生み出せる点」に魅力を感じているとし、本提携が「日本に根差したストーリーテリングの基盤を一層深めていく上での重要な一歩」であると語った。

また、ウォルト・ディズニー・ジャパンのエグゼクティブ・ディレクターである成田岳氏は、「より体系的かつ継続的にクリエイターのみなさまと関わることで、ディズニープラスを象徴する作品となり得る、日本発の個性豊かな物語を育てていきたい」と述べ、オーセンティックで長く愛される作品づくりへの意欲を示した。

一方、THE SEVEN 取締役副社長・CCOの森井輝氏は、「私たちの使命は、日本が誇る繊細な人間ドラマや緻密な設定を、国境も人種も超えて誰もが『自分の物語』と感じられる最高のエンタメへと昇華させること」と使命感をにじませた。

本プロジェクトを牽引するTHE SEVEN代表取締役社長CEOの瀬戸口克陽氏は、日本のコンテンツ・クリエイションがさらなる高みへ到達することへの自信を見せ、次のように締めくくっている。「THE SEVENが研ぎ澄ませてきたクリエイティブをディズニーが持つネットワークや知見を通じて解き放つことで、日本発の物語を人々が夢中になる『次なる熱狂』へと進化させていけると確信しています」。

《Branc編集部》

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