2026年1月に開催された世界最大級のテクノロジーの祭典「CES 2026」。次代を担うイノベーションが集結するこの舞台で、世界のテックジャイアントはどこへ向かい、日本企業はどう戦うべきなのか。
CES 2026は出展者数こそ前年を下回ったものの、来場者数やメディア参加数は増加し、世界中からテクノロジーの次の潮流を見極めようとする熱視線が注がれた。特に目立ったのは、AIがソフトウェアの枠を超え、物理空間へと実装される「フィジカルAI」の台頭と、B2B領域へのシフトだという。
「【アフター6テックナイト #5】 CES 2026 レポート~ラスベガスで見た『ヤバい未来』と『TBSの挑戦』」では、TBSテレビの現地出展メンバーと、CESを知り尽くした有識者たちが登壇し、熱気あふれる現地のリアルな動向とメディアビジネスの新たな可能性について白熱した議論を交わした。
モデレーター:株式会社HEART CATCH 西村真里子氏
登壇者:
AR三兄弟 川田十夢氏
Shiftall 岩佐琢磨氏
btrax ブランドン・ヒル氏
TBSテレビ 永山知実氏
TBSテレビ 米山亨氏

TBSがCES出展で狙った「技術の社会実装」

セッション前半では、TBSテレビの米山氏と永山氏から、Japan Techブース内で展開した同社の展示についての報告が行われた。TBSは今回、ライブ中継用ソフトウェア「LMS(Live Multi Studio)」、AIナレーション生成システム「音六AI」、iOS向けインカムアプリ「T-QOM」の3つのプロダクトを展示。放送業界以外との幅広い協業を見据えたパートナー獲得と海外展開を狙った。

特に注目されたLMSでは、ラスベガスと赤坂を低遅延でつなぎ、キヤノンのPTZカメラをリアルタイムで遠隔操作するデモを披露。さらに、三菱電機のロボット遠隔操作デモとの連携展示を実施した。ロボットという分かりやすい視覚的フック(アイオープナー)を用意することでメディアの目を引き、そこからLMSの高機能な通信プロトコルを説明するという手法が功を奏し、CES公式メディアにも取り上げられる結果となったという。










