調査会社Ampere Analysisが、米国の映画業界における広告出稿の動向を分析した結果を公表した。ストリーミング・プラットフォームを持つメジャースタジオよりも、むしろインディペンデント系スタジオのほうが、自社作品のストリーミング配信開始時のプロモーションに力を入れているという。
映画の公開戦略はここ数年で大きく様変わりした。劇場公開に始まり、デジタル・プレミアム・ビデオ・オン・デマンド(PVoD)、そしてサブスクリプション型ストリーミングへの配信と、複数のウィンドウを段階的に組み合わせるのが一般的になっている。となれば、ストリーミングと密接につながるメジャー系こそが配信開始のタイミングで広告を集中投下しそうなものだが、現実はそう単純ではなかった。
ライオンズゲート、A24、ネオンといったインディペンデント系スタジオの映画広告を見ると、27%がストリーミング配信開始の告知で占められていた。劇場公開を訴求するものが72%、PVoD向けは1%にも満たない。業界全体のストリーミングウィンドウ向け映画広告のうち、4割をインディペンデント系が出稿していた計算になる。

