松竹決算、通期は営業利益61億円でV字回復。映画興行の過去最高更新と歌舞伎襲名効果で全セグメント黒字化、来期は大阪松竹座解体で減益予想

前期の経常赤字から一転、売上高982億円(前期比17.0%増)、営業利益61億円(同270.9%増)と大幅な増収増益を達成。映画興行市場の過去最高更新、歌舞伎座の襲名披露効果、配信権販売の拡大が三位一体で収益を押し上げた。

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松竹決算、通期は営業利益61億円でV字回復。映画興行の過去最高更新と歌舞伎襲名効果で全セグメント黒字化、来期は大阪松竹座解体で減益予想
松竹決算、通期は営業利益61億円でV字回復。映画興行の過去最高更新と歌舞伎襲名効果で全セグメント黒字化、来期は大阪松竹座解体で減益予想

松竹株式会社が4月14日に発表した2026年2月期通期決算(2025年3月~2026年2月)は、第3四半期までの好調を最後まで維持し、全段階の利益で大幅な黒字転換を果たす結果となった。

売上高は982億4,900万円(前期比17.0%増)、営業利益は61億7,300万円(同270.9%増)、経常利益は63億4,500万円(前期は25億円の赤字)、親会社株主に帰属する当期純利益は52億3,600万円(前期は6億6,400万円の赤字)。営業利益率は6.3%と前期の2.0%から大きく改善し、収益体質の転換が鮮明になった。

この業績を踏まえ、同社は期末配当を従来予想の普通配当30円から、特別配当10円を加えた計40円に増額修正。配当性向は10.5%となった。


映像関連事業:興行市場の活況を最大限に取り込む

主力の映像関連事業は売上高529億4,900万円(前期比21.1%増)、営業利益25億1,900万円(同479.1%増)と大きく伸長し、全社業績のV字回復を牽引した。


《杉本穂高》

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杉本穂高

Branc編集長 杉本穂高

Branc編集長(二代目)。実写とアニメーションを横断する映画批評『映像表現革命時代の映画論』著者。様々なウェブ媒体で、映画とアニメーションについて取材・執筆を行う。

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