オートデスクは米ラスベガスで開催した「Autodesk University 2026」で、メディア&エンターテインメント業界向けのAI活用ワークフローを公開した。3Dアセットを数分で生成する「Flow Studio」、撮影現場と制作チームをつなぐ「Flow Capture」、Mayaの「MotionMaker」など、アーティストの制御性を重視した機能群を紹介している。
mov株式会社が、映像コンテンツの海外展開を支援するB2Bプラットフォーム「mover」を本格ローンチした。AI音声認識、AI字幕翻訳、Screener、大容量ファイル転送の4機能を備え、字幕機能はプロ字幕翻訳者が監修。従量課金制で、120分の作品の字幕生成から1言語への翻訳までを約1,560円で利用できるという。各機能は単体でも利用可能。
TBSホールディングスの統合報告書が、ウィルズのIR-portでAI対話型レポートとして公開された。読者が質問しながら内容を確認できるだけでなく、生成AIがページ単位で参照・引用しやすい構造を備える。IR開示は「AIにどう読まれるか」も問われる段階に入った。
MILIZEは、時事通信社のニュース記事を起点に動画を自動生成する「AIニュース動画生成基盤」を構築した。AIエージェントプラットフォーム「Dify」を中核に、動画用原稿の生成からAIアナウンサー「時乃」による読み上げ動画、字幕付与、映像合成、配信連携までを一気通貫で自動化。
NTT西日本のVOICENCEカンパニーが、「まんが日本昔ばなし」を手がける愛企画センターとアライアンスを締結。遺族・関係者との合意形成を前提に開発した市原悦子さん・常田富士男さんの公認AI音声で、「かぐや姫」の6言語版を麻布台ヒルズの展示会で世界初公開する。
CapCutが初のグローバルコミュニティイベント「CapCut World」をシンガポールで開催。170以上の市場でユーザー数6億6000万人を突破した節目に、クリエイター300名超が集まった。完成物ではなく制作手順そのものを共有する新機能「Skills」や、85種類以上のAIツール、C2PA準拠の来歴表示など、プラットフォームの現在地が示された。
AI Film Festival Japan 2026が10月31日~11月2日に開催へ。Alibaba Cloud、CapCut、ElevenLabsと連携し、特別賞を新設。上映・授賞に加え、制作支援や業界対話を通じてAI映像表現の実装と国際展開を後押しする。
生成AIで俳優や声優の顔・声に酷似したコンテンツを作成し、SNSやプラットフォーム上で公開・収益化する事例が広がっている。経済産業省の第30回不正競争防止小委員会では、法務省、日俳連、声優有志、声事協、音事協が資料を提出し、現行法の限界、被害額の試算、声の類似性認定、現行法の課題について議論が行われた。
無断学習や権利侵害が課題となる生成AI市場で、IPとAIが共存する新ルール構築を目指す「日本IP.AI共創協会」が設立。「守る」から「正しく活用する」への転換を掲げ、許諾基盤「Kagami Gate」による権利処理の一元化や適正な対価還元を推進。日本発の標準モデルとしてグローバル展開を加速させる。
新社会システム総合研究所(SSK)は2026年10月16日、セミナー「AI活用で変わるテレビ局の現場と組織」を開催する。TBSテレビの中野啓氏が現場密着型人材「FDE」の育成と制作ワークフロー改革を、テレビ朝日の松瀬俊一郎氏がAI推進の組織づくりとガバナンスを解説する。在京キー局2社の実践を比較できる機会だ。