米ロサンゼルスに本部を置く視覚効果協会(Visual Effects Society、以下VES)は2026年1月27日、日本とスペインに新たな地域支部(セクション)を設立したことを発表した 。これにより、VESの世界的な支部数は合計18拠点となり、世界中に5,600名以上の会員を擁する同協会の国際的なネットワークがより拡大することとなる。
拡大するグローバル・ネットワークと地域コミュニティの重要性
VESは、映画、テレビ、アニメーション、ゲームなどのエンターテインメント分野におけるVFX(視覚効果)専門家を代表する組織だ。今回の日本とスペイン支部の設立は、会員数の増加と、各地のVFXアーティストを支援する地域主導の取り組みを強化する動きの一環。
VESのエグゼクティブ・ディレクターであるナンシー・ウォード氏は、今回の拡大について次のように述べている。「世界各地の支部はVESの心臓部です。多様な国際的会員を持つ我々にとって、各地域のリーダーは、その地域特有のニーズに対応し、コミュニティ内の連携を強化し、VFXという技術の親善大使としての重要な役割を果たしています」 。日本とスペインという、それぞれに活気あるVFXコミュニティを持つ地域での支部設立に、協会として大きな期待を寄せているという。
日本支部:『ゴジラ』の歴史を継承し、業界の地位向上へ
日本支部の設立にあたっては、日本のVFX業界の勢いと豊かな歴史が背景にあるとする。新支部の設立に尽力したMegalisの共同CEO、ジェフリー・ディリンジャー氏は、「円谷英二氏による『ゴジラ』の画期的な仕事から、2024年に山崎貴監督率いるチームが『ゴジラ-1.0』でアカデミー賞視覚効果賞を受賞するに至るまで、日本には豊かなVFXの歴史がある」と語る。

