カンヌ国際映画祭のマーケットであるマルシェ・ドゥ・フィルムは、2027年版の「カントリー・オブ・オナー(名誉国)」にギリシャを選出したことを発表した。第80回カンヌ国際映画祭の会期に合わせ、2027年5月11日から19日まで開催される同マーケットにおいて、急成長を続けるギリシャの映像産業が世界の注目を集めることになる。なお、2026年版のカントリー・オブ・オナーには日本が選出されていた。
欧州有数の映像ハブへと躍進するギリシャ
ギリシャはこの10年間で、欧州を代表する映像制作ハブの一つへと急成長を遂げた。ヨルゴス・ランティモス監督に代表される国際的評価の高い映画作家を輩出する一方、競争力のある優遇税制、多様なロケーション、強固な制作エコシステムによって、国際的な撮影地としての地位も飛躍的に高めている。
現在、ギリシャの映像産業は国内経済に19億ユーロを貢献し、約4万4000人の雇用を支え、製作、ポストプロダクション、アニメーション、関連クリエイティブサービスを手掛ける企業は3000社近くに達する。同国はマルシェ・ドゥ・フィルムにおいても、ヴィレッジ・インターナショナルへの出展や、ギリシャ映画・映像センター(EKKOMED)およびテッサロニキ国際映画祭との緊密な連携を通じ、長年にわたるパートナーとして関係を築いてきた。


