2025年12月5日、世界の映画興行界を代表する2大組織、米国の「Cinema United※1」と欧州の「UNIC※2」が、同日に相次いで声明を発表した。
両団体は、Netflixによるワーナー・ブラザース・ディスカバリー(以下、ワーナー)の買収提案に対し、公式に「反対」を表明。北米と欧州という世界2大市場の業界団体が足並みを揃えて異を唱える事態となり、この巨大M&Aが世界のエンターテインメント産業に与える衝撃の大きさを物語っている。
両団体は、作品供給の途絶とビジネスモデルの根本的な不一致を理由に、各国の規制当局へ厳格な審査を求めている。

