5月30日、政府の知的財産戦略本部が「デジタルアーカイブ戦略 2026-2030」を発表した。これは、書籍・公文書・文化財・美術・人文学・自然史/理工学・学術資産・放送番組・映画など、様々な分野のコンテンツアーカイブ化を推進し、保存・継承・発展の基盤とするとともに、その二次利用や国内外への発信を強化するための新たな国家戦略だ。
デジタルアーカイブは、デジタル時代における「知るため・遺すため」の基盤であり、場所や時間、分野を超えたコンテンツへのアクセスを可能にし、新たな活用創出の促進を目的にする。
映画や放送番組に加え、マンガ、アニメ、ゲーム等の「メディア芸術」についても多く言及され、5年間の優先事項として横断的テーマの一つに数えられている。