シネマコンプレックスを運営する株式会社ティ・ジョイは2025年7月30日、運営する劇場の映画鑑賞料金を同年9月1日より一部改定すると発表した。これにより、一般料金は現行の2,000円から2,200円に引き上げられる。対象となるのは、新宿バルト9や横浜ブルク13などを含む全国のティ・ジョイ運営劇場。
人件費・エネルギーコスト高騰が背景 各券種で100円から200円の値上げ
今回の料金改定は、昨今の人件費やエネルギーコストの上昇が主な要因である。同社は、今後も顧客に満足度の高い鑑賞環境を維持・向上させるため、慎重な検討を重ねた結果、値上げに踏み切ったとしている。
具体的な改定内容は以下の通りである。
一般(18歳~64歳): 2,000円 → 2,200円
大学生・専門学校生: 1,500円 → 1,600円
小人(3歳~17歳)・高校生: 1,000円 → 1,100円
ペア50割: 2名で2,800円 → 2名で3,000円
レイトショー: 1,500円 → 1,600円
水曜サービスデー、ファーストデー: 1,300円 → 1,400円
KINEZO会員デー:1,400円→ 1,500円
一方で、65歳以上のシニア料金および障がい者手帳を持つ方の鑑賞料金は現行のまま据え置かれる。また、12月1日の「映画の日」の1,000円という料金にも変更はない。
ティ・ジョイは、今回の価格改定を顧客への負担としながらも、理解を求めている。同社は本年8月28日に創立25周年を迎える節目にあたり、これを機に「すべてのお客様へ心に残るひとときを」提供できるよう、より一層のサービス向上に努める所存であると表明している。