Netflixのオリジナル韓国ドラマが低迷?人気を維持できない作品が相次ぐ

韓国経済新聞社によると、韓国のNetflixオリジナルシリーズの低迷が長期化しているとのことだ。

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Netflixのオリジナル韓国ドラマが低迷?人気を維持できない作品が相次ぐ
Photo by Mario Tama/Getty Images Netflixのオリジナル韓国ドラマが低迷?人気を維持できない作品が相次ぐ

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韓国経済新聞社の記事によると、韓国のNetflixオリジナルシリーズの低迷が長期化しているとのことだ。

Netflix Global TOP10の1月15日から24日の集計で、韓国ドラマからはSBS金土ドラマ「マイ・デーモン」が3位、Netflixオリジナルドラマ「ソンサン -弔いの丘-」が4位、JTBC週末ドラマ「サムダルリヘようこそ」が8位にランクイン。「マイ・デーモン」と「サムダルリヘようこそ」はそれぞれ20日と21日に終了し、「ソンサン -弔いの丘-」は19日に初配信された作品だ。「ソンサン -弔いの丘-」は登場したばかりで話題性があるにも関わらず、放送が終了した「マイ・デーモン」に押されており、Netflixオリジナルではない韓国作品に人気が偏っていそうだ。

「ソンサン -弔いの丘-」は、存在すら忘れて過ごしていた叔父の死後、残された“先山(ソンサン)”を相続することになった主人公の元に不吉な事件が続き、事件と関連した家族の秘密が明らかになっていく物語。『新感染 ファイナル・エクスプレス』やNetflixシリーズ「地獄が呼んでいる」で監督を務めたヨン・サンホが企画と脚本を担当し、それらの作品で助監督として経験を積んだミン・ホンナムの監督デビュー作として意欲的に発表された新作だが、「オカルトではなくミステリースリラーだった」という反応と「近親相姦」に対する賛否両論が続き、反応が分かれた。

また、Netflixは最近、「Sweet Home -俺と世界の絶望-」シーズン2や、ヒットメーカーのカン・ウンギョンとパク・ソジュン、ハン・ソヒなどのスターが参加した「京城クリーチャー」など、莫大な予算と独特な背景を掲げた作品を相次いで披露したが、公開初期に1位になったものの、人気を維持することができなかった。実際に「京城クリーチャー」パート2は1月5日に公開されたが、今回集計されたトップ10に名前を上げることができなかったのだ。

一方、1月26日に公開されたマ・ドンソク主演のオリジナル映画『バッドランド・ハンターズ』は台湾、トルコ、日本、フランス、香港など37カ国以上の地域で1位を記録。Netflixは韓国作品に積極的に投資しており、映画・ドラマともに今後の公開後の動きを注視していく必要がありそうだ。


なお2月9日には、『パラサイト 半地下の家族』のチェ・ウシクと「私の解放日誌」のソン・ソックが出演するオリジナルドラマ「殺人者のパラドックス」が配信予定。今後の動向に注目が高まる。

《伊藤万弥乃》

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伊藤万弥乃

伊藤万弥乃

海外映画とドラマに憧れ、英語・韓国語・スペイン語の勉強中。大学時代は映画批評について学ぶ。映画宣伝会社での勤務や映画祭運営を経験し、現在はライターとして活動。シットコムや韓ドラ、ラブコメ好き。

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