『すずめの戸締まり』効果で東宝は再び通期業績の上方修正を出すか?【決算から映像業界を読み解く】#4

東宝の業績が好調だ。新海誠作品が公開された年の通期業績は、他の年に比べて営業利益率が高いという歴史があるが、今年はどうなるだろうか?

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『すずめの戸締まり』効果で東宝は再び通期業績の上方修正を出すか?【決算から映像業界を読み解く】#4
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東宝の業績が好調だ。

2022年10月12日に2023年2月期の通期業績の上方修正を発表。売上高に当たる営業収益を当初の予想比3.4%増の2,400億円、営業利益を同10.5%増の420億円、純利益を同12.3%増の320億円にそれぞれ修正した。

上半期は『シン・ウルトラマン』や『映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争 2021』がヒットしたほか、『トップガン マーヴェリック』がロングラン大ヒットした。

下半期の大注目作品が『すずめの戸締まり』。11月11日の公開からわずか3日で18億円を突破したと報じられた。興行収入250億円の『君の名は。』、142億円の『天気の子』の公開後3日間の興行収入、観客動員数を上回る絶好調の滑り出し。『すずめの戸締まり』のメガヒットで東宝は再度業績の上方修正をする可能性もある。

✅記事のポイント


  • シネマコンプレックスを中心とした映画産業はコロナ禍から完全に回復傾向。

  • 新海誠作品が公開された年は、他の年に比べて営業利益率が高いという歴史が。今年はどうなる?

  • アニメに注力する大胆な組織変更を実施。


《不破聡》

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