サイバーエージェントの業績が好調だ。
2022年9月期の売上高は前期比6.6%増の7,105億円。創業来25期連続での増収を達成した。2023年9月期の売上高は前期比1.3%増の7,200億円を見込んでおり、26期連続での増収を視野に入れた。
サイバーエージェントが稼ぐことへのこだわりを垣間見せるのが、スマッシュヒットしたゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』で2021年9月期の売上高が前期比39.3%も増加したにも関わらず、その後減収へと至っていない点。2022年9月期のゲーム事業の売上高が前期比13.1%減となったものの、主力事業のインターネット広告の売上高が同17.3%増、そして成長に期待がかかるABEMAのメディア事業も同35.3%となった。
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※決算説明資料より(2023年9月期の営業利益率500億円は予想の上限を達成した場合のもの)
別事業がゲーム事業の売上減をカバーし、増収へと導いている。その中でも成長著しいのがメディア事業だ。長く投資フェーズとしていたメディア事業の黒字化が少しずつ見えている。黒字化に向けた取り組みとして挙げられるのが以下の3つだ。
公営ギャンブルのチケット販売システム『WINTICKET』
有料オンラインライブ『ABEMA PPV ONLINE LIVE』
映像制作会社のM&Aの加速