サイバーエージェント、ABEMAがついに単体黒字化。売上・利益とも過去最高を更新した2026年9月期第1四半期、アニメ事業の組織再編も

サイバーエージェントの2026年9月期第1四半期決算は、売上・利益ともに過去最高を更新。「ABEMA」が悲願の四半期黒字化を達成し、投資から利益創出フェーズへ転換を遂げた。今年は「ちいかわ」劇場版等の大型IP展開が注目。

ビジネス 決算
サイバーエージェント、ABEMAがついに単体黒字化。売上・利益とも過去最高を更新した2026年9月期第1四半期、アニメ事業の組織再編も
サイバーエージェント、ABEMAがついに単体黒字化。売上・利益とも過去最高を更新した2026年9月期第1四半期、アニメ事業の組織再編も

株式会社サイバーエージェントは2026年2月6日、2026年9月期第1四半期(2025年10月~12月)の連結決算を発表した。連結売上高は前年同期比14.0%増の2,323億円、営業利益は同2.8倍(181.8%増)の233億円、経常利益は同174.9%増の242億円となり、売上・利益ともに第1四半期として過去最高を更新する好調な滑り出しを見せた。

今回の決算における最大のトピックは、長年にわたり先行投資フェーズにあった「メディア&IP事業」における収益構造の劇的な変化だ。同事業は売上高626億円(前年同期比12.5%増)、営業利益49億円(同3.5倍)と二桁成長を継続し、大幅な増益を記録。特に、「ABEMA」を運営する連結子会社(株)AbemaTVが、2016年の開局以来初めて四半期ベースでの営業黒字化(0.5億円)を達成した点は特筆に値する。

また、全社の業績を牽引したもう一つの柱であるゲーム事業も、既存タイトルや海外展開が奏功し、売上高647億円(前年同期比69.2%増)、営業利益176億円(同5.3倍)と大幅に伸長した。メディア&IP事業とゲーム事業の双方が大幅な増収増益となったことで、同社が掲げる中長期戦略「収益性の高いビジネスモデルへの転換」が具体化してきた。


利益創出フェーズに入った「ABEMA」

今回の決算において、最も象徴的な変化が見られたのは「メディア&IP事業」である。同セグメントの売上高は前年同期比12.5%増の626億円、営業利益は前年同期比3.5倍の49億円となり、二桁成長を継続しながら利益面でも飛躍的な伸びを記録した。


《杉本穂高》

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杉本穂高

Branc編集長 杉本穂高

Branc編集長(二代目)。実写とアニメーションを横断する映画批評『映像表現革命時代の映画論』著者。様々なウェブ媒体で、映画とアニメーションについて取材・執筆を行う。

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