コロナ禍で打撃を受けた松竹の業績回復が遅れている。
2022年10月13日に通期業績予想の下方修正を発表。6億円の営業黒字から一転して、3億4,000万円の営業赤字へと修正した。予想通りに着地をすると、松竹は3期連続で営業損失を計上することになる。
ライバルの東宝と東映は、コロナ禍で一時営業利益が半減したものの、営業赤字を出すまでには至っていない。なぜ、松竹の回復がここまで遅れているのだろうか?
✅記事のポイント
映像関連事業は2023年2月期上半期に2億円のセグメント損失を計上
インバウンド需要が蒸発した影響を色濃く受ける、歌舞伎等の演劇事業
『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』がヒット。しかし他社と比べると小粒か
『滝沢歌舞伎ZERO 2020 The Movie』が好調