松竹、26年2月期第2四半期は大幅増益。映像・演劇事業が牽引し通期予想を上方修正

松竹の第2四半期は映像と演劇が好調で大幅増益を達成。通期予想も上方修正された。

ビジネス 決算
松竹、26年2月期第2四半期は大幅増益。映像・演劇事業が牽引し通期予想を上方修正
松竹、26年2月期第2四半期は大幅増益。映像・演劇事業が牽引し通期予想を上方修正

松竹株式会社が2025年10月15日に発表した2026年2月期第2四半期(2025年3月1日~8月31日)の連結決算は、売上高が496億2,900万円(前年同期比25.4%増)、営業利益が42億4,900万円(同494.3%増)となり、大幅な増収増益を達成した。映像関連事業と演劇事業が好調に推移したことが全体を牽引した。これを受け、通期の連結業績予想も売上高970億円(前回予想比2.1%増)、営業利益43億円(同38.7%増)へと上方修正した。

興行・配給が躍進。売上35%増、利益は約6倍に

中核となる映像関連事業は、売上高279億9,600万円(同35.4%増)、営業利益25億7,600万円(同488.1%増)と極めて好調な結果となった。

事業別では「劇場運営」が売上高174億7,700万円(同37.4%増)と大きく伸長。これは、前期を上回る大ヒット作が多かったことに加え、売店部門の強化に注力した結果、8月単月の売店売上が過去最高を記録するなど、施策が奏功したことによる。


《杉本穂高》

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杉本穂高

Branc編集長 杉本穂高

Branc編集長(二代目)。実写とアニメーションを横断する映画批評『映像表現革命時代の映画論』著者。様々なウェブ媒体で、映画とアニメーションについて取材・執筆を行う。

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