
東宝は2025年3月の興行収入が約79億円で前年比61.1%と発表。多彩なラインナップがあったがサプライズヒットがなく、全体的には前年より減少傾向にある。
IGポートは、版権事業が好調で売上高が32.9%増加。映像制作事業は赤字が拡大するも版権収入で取り戻すスキームが確立している。通期予想は変更せず、今後の戦略コンテンツは『春夏秋冬代行者 春の舞』。
10月11日より北米での上映がスタートする、『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ユアネクスト』。本作の北米配給を手がけるのは東宝グループ会社のToho Internationalで、本レーベルとしてアニメ作品を配給するのは初の試みとなっている。
人気バンドMrs. GREEN APPLEのライブツアーを映像化した『Mrs. GREEN APPLE // The White Lounge in CINEMA』が興行収入10億円を突破。直近、映画館でのライブフィルム上映やライブビューイングが高い興行収入を記録する事例が増えてきている。
今秋は『ビートルジュース ビートルジュース』が大ヒット中の北米映画市場。秋以降も期待できる作品が多く揃っている。
夏休みを盛り上げた、『キングダム 大将軍の帰還』、『インサイド・ヘッド2』に続きお盆シーズン明けには『ラストマイル』が大ヒット。今年は年末に向けた大型のアニメ作品が不在で、邦画実写の存在感が試される冬興行になりそうだ。
夏休みシーズンに突入。『キングダム 大将軍の帰還』の100億円突破に期待がかかる中、夏興行で大ヒットが期待できる注目作を2作品紹介したい。
2024年も7月に入り、まもなく夏休み興行のシーズンを迎える。その火ぶたを切るのが『キングダム 大将軍の帰還』だ。6月以降なかなかビッグヒットが生まれていない日本の映画市場にとっては、繁忙期の幕開けとして大いに期待できる作品だ。