VIPO「国際脚本メンターシップ」研修3チーム発表|森ガキ侑大・山田篤宏・藤谷文子が選出

VIPOの「国際脚本メンターシップ」研修に森ガキ侑大、山田篤宏、藤谷文子の3チームが選出された。本プログラムは、国際的な脚本コンサルタント2人が指導し、国内外で競争力のある映画制作を支援するもの。

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VIPO「国際脚本メンターシップ」研修3チーム発表|森ガキ侑大・山田篤宏・藤谷文子が選出
VIPO「国際脚本メンターシップ」研修3チーム発表|森ガキ侑大・山田篤宏・藤谷文子が選出
  • VIPO「国際脚本メンターシップ」研修3チーム発表|森ガキ侑大・山田篤宏・藤谷文子が選出
  • 鈴木雄吾氏
  • 山田篤宏監督
  • 坂野かおり氏
  • 藤谷文子監督
  • 三宅はるえ氏
  • ミゲル・マチャルスキー(Miguel Machalski/脚本家)氏
  • ラズヴァン・ラドゥレスク(Razvan Radulescu/脚本家)氏

映像産業振興機構(VIPO)は2026年5月15日、「国際脚本メンターシップ」の研修に参加する3チームを発表した。本プログラムは、独立行政法人日本芸術文化振興会の文化芸術活動基盤強化基金クリエイター等支援事業(育成プログラム・構築・実践)の一環として行うもので、世界で通用する映画人材の育成を掲げる「Film Nexus – PRO」の取り組み。国際的に活動する脚本コンサルタントの指導を受けながら、国内外で勝負できる作品づくりを目指す。


国際的に高く評価される脚本コンサルタントとのマッチングを支援

本プログラムは、国内で映画の企画開発を進めるプロデューサー、監督、脚本家が対象に、海外の脚本ラボやワークショップで指導経験を積んだコンサルタントからフィードバックを受けられるというもの。

参加者は公募で選ばれ、選ばれたチームと企画には、それぞれに合ったコンサルタントが割り当てられる。マッチングが決まると、初期段階のフィードバックセッションを「Film Nexus – PRO」がサポートし、脚本を磨き上げていき、国内外で戦える作品の誕生を後押しする仕組みだ。

メンターを務めるのは、アルゼンチン出身のミゲル・マチャルスキー氏とルーマニアで活躍するラズヴァン・ラドゥレスク氏の2人。

マチャルスキー氏は、脚本家・コンサルタント・コーチとして30年にわたり国際的な映画業界に身を置いてきた。コメディ、ドラマ、歴史、犯罪、アニメーションと幅広いジャンルで20本以上の脚本を執筆・共同執筆し、コンサルタントとしても150本を超える映画に関わってきた。代表作に『入国審査』(2023)や『83歳のやさしいスパイ』(2020)などがある。ワークショップ経験も豊富で、年に10~15回のワークショップを主宰し、映画学校や映画祭、公私機関のラボと組みながら、世界各地のプロジェクトに携わっている。

ミゲル・マチャルスキー(Miguel Machalski/脚本家)氏

ラドゥレスク氏は、ブカレスト大学で文献学を、ブカレスト音楽アカデミーでオペラ演出を学んだ脚本家。クリスティ・プイウ監督『ラザレスク氏の最期』、クリスティアン・ムンジウ監督『4ヶ月、3週と2日』、カリン・ネッツァー監督『私の、息子』など、ルーマニアを代表する監督たちと数多く仕事をともにしてきた。TorinoFilmLabなどの脚本ラボでチューターを務め、後進の育成にも力を注いでいる。

ラズヴァン・ラドゥレスク(Razvan Radulescu/脚本家)氏

森ガキ侑大、山田篤宏、藤谷文子の3チームが選出

研修に臨む3チームと、それぞれの企画は次のとおり。

1組目は脚本『We don’t say I love you』のチームで、メンターはマチャルスキー氏。監督は森ガキ侑大氏が務める。長編デビュー作『おじいちゃん、死んじゃったって』(2017)でタリン・ブラックナイト映画祭最優秀アジア映画賞などを受け、最新作『架空の犬と嘘をつく猫』も2025年の同映画祭で最優秀撮影監督賞に輝いた。

森ガキ侑大監督

脚本は、森ガキ氏に師事し映像制作会社「示/JIJI」に所属する鈴木雄吾氏。プロデューサーは藤田可南子氏で、ロンドンを拠点とするFelis Pictures Ltd.を設立し、VIPOからロッテルダム・ラボや釜山国際映画祭プロデューサー・ハブに選ばれた経歴を持つ。森ガキ氏にとっては初の国際共同製作となる。

鈴木雄吾氏
藤田可南子氏

2組目は脚本『とまれかくあれ』のチームで、メンターは同じくマチャルスキー氏。監督・脚本は山田篤宏氏。第1回木下グループ新人監督賞でグランプリを得た『AWAKE』(2020/主演:吉沢亮)で商業映画デビューし、『俺ではない炎上』(2025/主演:阿部寛)などを手がけてきた。

山田篤宏監督

プロデューサーはFAB所属の坂野かおり氏で、『体操しようよ』(2018)などを手がけている。

坂野かおり氏

3組目は脚本『HOLD』のチームで、メンターはラドゥレスク氏。監督・脚本は藤谷文子氏が担当する。俳優としても活動し、パク・チャヌク監督と共同執筆した短編『A ROSE REBORN』はベルリン国際映画祭で特別上映された。長編の監督は今回が初めてとなる。

藤谷文子監督

プロデューサーは三宅はるえ氏で、『閉鎖病棟-それぞれの朝-』(19)、『アイヌモシリ』(20)、NETFLIXオリジナルシリーズ「地面師たち」(24)などを手がけてきた。

三宅はるえ氏

日本の才能を世界へ繋ぐ架け橋に

VIPOは、選ばれた3チームが海外の脚本コンサルタントとの対話を通じて企画の力を引き出し、世界市場へ送り出していきたいとしている。この事業を日本の才能と世界の舞台を結ぶ架け橋に育てるべく、今後も取り組みを続けていく構えだ。

《Branc編集部》

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