【カンヌ映画祭2026】「やまがた創造都市国際会議」が日本パビリオンで初開催へ。濱口竜介監督らが登壇

山形国際ドキュメンタリー映画祭は2026年5月、カンヌ国際映画祭の日本パビリオンで「やまがた創造都市国際会議」を初開催。濱口竜介監督らが登壇し、ユネスコ創造都市に認定された山形市とカンヌ市が連携して映画文化の可能性を議論する。

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【カンヌ映画祭2026】「やまがた創造都市国際会議」が日本パビリオンで初開催へ。濱口竜介監督らが登壇
【カンヌ映画祭2026】「やまがた創造都市国際会議」が日本パビリオンで初開催へ。濱口竜介監督らが登壇

山形国際ドキュメンタリー映画祭は2026年5月9日、令和8年度「やまがた創造都市国際会議」をフランス・カンヌ国際映画祭の会場内にて開催すると発表した。国内で唯一、ユネスコ創造都市ネットワークの「映画」分野に加盟認定されている山形市が、同じく同分野に加盟するカンヌ市と連携し、同会議としては初の海外開催を実現する。


ユネスコ「映画」創造都市・山形市、カンヌの日本パビリオンで国際会議を実施

2年に一度、アジア最大級のドキュメンタリー映画祭を開催している山形市では、これまでも国内外のネットワーク加盟都市と連携し、映画文化や創造都市の可能性を探る「やまがた創造都市国際会議」を毎年開催してきた。

令和8年度となる本年は初の海外展開として、カンヌ国際映画祭内の日本パビリオンを会場にシンポジウムと交流会を実施する。テーマは「映画の活力 都市の活力/ユネスコ創造都市 山形とカンヌ」。現地に集う世界の創造都市関係者や映画ビジネス関係者に向けて、山形市および山形国際ドキュメンタリー映画祭の魅力を直接発信する。


濱口竜介監督らが登壇、映画文化の可能性を議論

シンポジウムには、山形とカンヌの双方にゆかりのあるパネリストが登壇し、各都市の事例紹介や意見交換を行う。

注目の登壇者として、今年のカンヌ国際映画祭コンペティション部門に新作『急に具合が悪くなる』が選出されている濱口竜介監督が参加する。濱口監督はこれまで『ドライブ・マイ・カー』や『悪は存在しない』などを手掛け、山形国際ドキュメンタリー映画祭においても『なみのおと』『なみのこえ』『うたうひと』が上映された実績を持つ。

さらに、パネリストとして令和7年度やまがたアーティスト・イン・レジデンス事業で山形市に滞在し創作活動を行った映画プロデューサーのマリーナ・グムジ氏、カンヌ市文化部ディレクターのモド・ボワサック氏、山形国際ドキュメンタリー映画祭理事の阿部宏慈氏が登壇。ファシリテーターは同映画祭副理事長の藤岡朝子氏が務める。


2026年に山形で新作撮影の三宅唱監督メッセージも

会議のプログラム内では、2026年に山形で新作の撮影を行った三宅唱監督のビデオメッセージも披露される予定だ。

開催日時は現地時間5月14日の16時から17時45分(日本時間23時から24時45分)。また、本会議の終了後には、山形市内のやまがたクリエイティブシティセンターQ1にて報告展示会の開催が予定されており、カンヌでの議論の成果を国内に共有する機会も設けられている。

地方都市と国際的な映画祭拠点の連携事例として、今回のカンヌでの取り組みが地域創生や今後の映像産業にどのような影響をもたらすのか、現地での議論に期待が高まる。

《杉本穂高》

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杉本穂高

Branc編集長 杉本穂高

Branc編集長(二代目)。実写とアニメーションを横断する映画批評『映像表現革命時代の映画論』著者。様々なウェブ媒体で、映画とアニメーションについて取材・執筆を行う。

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