文化庁と独立行政法人国立美術館は、2026年2月15日(日)、国際シンポジウム「メディア芸術ナショナルセンター(仮称)への期待~アニメーションのアーカイブにおける意義と役割」を東京・赤坂にて開催する。
本シンポジウムは、世界的な評価を獲得している日本のアニメ、マンガ、ゲーム等の「中間生成物(原画、セル画等)」の保存・活用を目的とした事業の一環である。将来的な設置が期待される「メディア芸術ナショナルセンター(仮称)」の機能や役割について、海外の先進事例を交えて議論を行う。
参加費は無料だが事前申込制(先着順)。なお、オンライン配信は行われないため、現地での聴講が必須となる。
「メディア芸術ナショナルセンター」構想とアーカイブの現在地
日本のアニメーションや特撮、マンガ、ゲームは、今や国家戦略的な輸出産業であり、文化資源でもある。しかし、その制作過程で生み出された膨大な原画やセル画、設定資料などの「中間生成物」は散逸や劣化の危機にあり、それらの貴重な遺産をいかに未来へ手渡していくかが課題となっている。
本シンポジウムでは、こうした資料を統括的にアーカイブする拠点となる国立センターの設立を視野に入れ、「もし日本にそのようなセンターが設立されたら、いかなる役割が求められるのか」を国際的な視座から深掘りする。
ディズニー、ゲティ保存研究所など海外の重鎮が登壇
今回のシンポジウムには、アーカイブ分野で世界をリードする海外機関の専門家も登壇する。
第一部では、ウォルト・ディズニー・アニメーション・リサーチライブラリー(ARL)のマネージングディレクターであるメアリー・ウォルシュ氏や、ゲティ保存研究所科学部門ヘッドのトム・ラーナー氏、映画芸術科学アカデミー マーガレット・へリック図書館のメーガン・ドハーティ氏らが登壇。6,500万点以上の資料を管理するディズニーの事例や、科学的アプローチによる保存修復など、ビジネスとアカデミズムの両面から最新の知見が共有される。
また、冒頭には庵野秀明氏(認定NPO法人アニメ特撮アーカイブ機構 理事長)からのメッセージが寄せられるほか、第二部のパネルディスカッションには国内の実践者として、バンダイナムコフィルムワークス SUNRISE Studiosの近藤文吾氏や、国立映画アーカイブの研究員らが参加。モデレーターは東京藝術大学大学院の岡本美津子教授が務め、日本の実情に即したアーカイブの未来像を討議する。
オンライン配信なし、現地参加のみ
本イベントは、業界関係者や研究者にとって、世界最高峰のアーカイブ・ノウハウに触れられる貴重な機会となる。特に今回はオンラインでの同時配信が行われないため、情報の希少性は高い。
会場は赤坂インターシティコンファレンス(東京都港区)。申し込みは2月11日(水)までとなっているが、先着順のため早期の登録が推奨される。
【開催概要】
日時: 2026年2月15日(日)13:30~17:30(開場13:00)
会場: 赤坂インターシティコンファレンス 4F the AIR(東京都港区赤坂1-8-1)
主催: 文化庁、独立行政法人国立美術館
参加費: 無料(要事前申込・先着順)
言語: 日英同時通訳あり
申込期限: 2026年2月11日(水)まで
▼申し込み・詳細はこちら
https://va.apollon.nta.co.jp/chukan_symp/


